徳島県藍住町のリニエグループの訪問介護とデイが80万円の不正請求で半年間の営業停止処分
大阪市西区の株式会社リニエL(リニエグループ)が運営する徳島県藍住町の「リニエ訪問介護ステーション藍住」と「リニエデイサービス藍住」(定員20名)が介護報酬約80万円を不正受給したとして、半年間の営業停止処分を受けました。
徳島県によると、これらの事業所は2024年9月から2025年3月にかけて、訪問介護員の研修実施など必要な条件を満たしていなかったにもかかわらず、特定事業所加算、約25万円の介護報酬を不正に受給していました。また、2024年5月から2025年4月にかけて、デイサービス利用者へのリハビリ指導に2人の指導員が必要なところを1人で対応するなど、条件を満たさずに個別機能訓練加算、約54万円の介護報酬を不正受給していたことが判明したとのことです。
これらの訪問介護及びデイはサービス付き高齢者向け住宅 リニエハイム藍住に併設されているようです。「サ高住+訪問介護+デイ」の囲い込みタイプのビジネスですね。
リニエグループは、株式会社三輪書店と(株)リニエL、(株)リニエR、(株)リニエHeart、(株)リニエArtsの4つのサービス企業によって構成される企業グループということです。
リニエグループのホームページを観ると、「人生の始まりから終わりまで切れ目のないサービスを提供する。」と謳い、子どもからお年寄り、妊婦、障がい者向けの多角的なサービスを1都府10県で展開しています。
リニエグループのホームページでは「行政監査の結果と今後の対応について(ご報告)」次のように反省しています。
今回の事案では、両事業に共通して、基本的な制度理解が不十分であったため、記録方法や運営手続きに不備が生じたことに加え、請求の確認体制を整えていなかったこともあり、事務的な不備が重なった結果と重く受け止めております。
ようするに、加算算定についての理解不足だったとのことですが、にわかには信じがたいですね。よく理解しないで加算算定する事業者はいないでしょう?



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