大河ドラマ「べらぼう」放送中に、ドラマに関連した用語や登場人物などを解説している【べらぼうナビ】。第31回の内容をまとめました。
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≪あらすじ≫
第31回「我が名は天」
江戸市中は利根川が決壊し大洪水になる。蔦重(横浜流星)は、新之助(井之脇 海)やふく(小野花梨)を気にかけ米などを差し入れようと深川を訪れる。食料の配給が行われる寺で平蔵(中村隼人)に会い、幕府は復興対策に追われ、救い米どころか裕福な町方の助けを頼りにしていると知る。そんな中、江戸城では家治(眞島秀和)が体調を崩し月次御礼(つきなみおんれい)を欠席する。老中らが戸惑う中、意次(渡辺 謙)は家治からある話を聞かされる…。
【べらぼうナビ🔍天明6年7月、利根川決壊】
江戸市中にも大きな被害の出たこの洪水。天明3年の浅間山噴火による泥や灰で、利根川の川床が上昇していたことが原因の一つとされています。
【べらぼうナビ🔍御先手弓頭(おさきてゆみがしら)】
戦国時代には弓・鉄砲隊として徳川軍の先鋒を務めた“先手組”。「べらぼう」の時代には武力で江戸の治安維持を担う武官となり、市民からも恐れられていました。平蔵は41歳で御先手弓組の頭となります。
【べらぼうナビ🔍月次御礼(つきなみおんれい)】
毎月1、15、28日の礼節日に、大名や諸役人が将軍に拝謁する行事です。大名や諸役人は控えの間で待ち、将軍自ら「奥」から御成廊下を通り「表」に現れ、黒書院から白書院へ移動して儀礼を行いました。