「元SMAP3人組」-国際パラリンピック委員会「特別親善大使」- [2019年07月25日(Thu)]
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「元SMAP3人組」 ―国際パラリンピック委員会「特別親善大使」― ジャニーズ事務所がテレビ局などに、独立したSMAPの元メンバー3人を出演させないよう圧力をかけたという疑惑を当ブログで取り上げたところ、予想以上の反響があった。 公正取引委員会がジャニーズ事務所に対し、「独占禁止法違反につながる恐れがある」と注意する事態になったことを受けて書かせていただいた。 ブログの目的は芸能界の体質やテレビ局の姿勢だけを批判することではない。先のブログでも訴えたように、2020年パラリンピック東京大会の成功を熱望しているからこその苦言なのだ。 SMAPの元メンバーである稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人は、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターを務め、パラリンピック東京大会を盛り上げるためのイベントに積極的に参加したりしている。2018年7月、そうした熱意が高く評価され、国際パラリンピック委員会(IPC)が3人を東京2020パラリンピック競技大会に向けた「特別親善大使」に任命しているのに、3人の貢献と実績はあまり知られていない。なぜか。ジャニーズ事務所から独立後、3人の姿はテレビでは見られなくなってしまったからである。 2012年のロンドン五輪以降、「同時に開催されるパラリンピックの成功なくしてオリンピックを含む大会全体の成功はない」と言われるようになった。2020年の東京大会も、パラリンピック各競技の会場が観客で埋め尽くされ、盛り上がってこそ、「東京は成功した」と語り継がれることになる。オリンピックと比べれば、いまひとつ認知度が低いパラリンピックである。その「特別親善大使」のテレビ出演が制限されているとすれば、国益に反することだと言わざるを得ない。 別のアイドルグループの嵐が、「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任したと聞いた。特集番組に出演し、大会本番でも競技場などから、オリンピックとパラリンピックの魅力を視聴者に届けるそうだ。 各テレビ局にお伺いする。国際パラリンピック委員会から任命された「特別親善大使」のテレビ出演は、すでに用意されているのでしょうか。 |