アイマス現場での若干特殊なコンサートライト運用についての覚書
アイマス現場に限った話ではないが、コンサートライト(サイリュームなど光る棒のこと、本稿ではアソビストアでの表記に従い、コンサートライト表記を基本的に用いる)を客席が振るライブ現場では、その時披露されている楽曲のイメージカラー、あるいはステージ上にいる演者さん個人あるいは所属ユニットのイメージカラーのライトを振るというのが一般的だ。
しかし、一部に客席が特殊なふるまいをする楽曲があり、初見の来場者を戸惑わせる。
そんなコンサートライトの使い方が特殊なアイマス楽曲について、以下に筆者が思いつく範囲でいくつか紹介する。(一部、参考となる動画/画像も付した)
なお、筆者はSideM現場は現地参加からだいぶ遠ざかってしまっており、ここで紹介するのは765AS、シンデレラ、ミリオン、シャニ、学マスのものとなる点はあらかじめお断りしておく。
1 曲中での色変更
まずは曲の途中で色を変えるパターン。広く行われがちなものとして「落ちサビUO」があるが(その是非について議論がある件はここでは脇に置く)、本稿で紹介するのはいずれも落ちサビUO「ではない」ものとなる。
1-1「Rebellion」我那覇響(765AS)
色変のパターン:浅黄色(あるいはそれまで振っていた色)→赤
イントロから浅黄色(響のイメージカラー)を振るが、2番の「目覚めゆく真実の赤」の「赤」に合わせて赤のコンサートライトに切り替える。
ASの8thツアー(2013年)にて一部の響Pたちが始めたものが徐々に広まっていき、MOIW2015(2015年)では西武プリンスドーム(当時)を赤く染め上げた。
その後、ミリシタの演出にも取り入れられている(ミリシタではプレイ回数を重ねるごとに赤が増えていくという大分凝った(史実を踏まえた)実装になっている)。
参考動画:アイマスチャンネルより961プロFES「Rebellion」現地映像(1:50頃から)
1-2「小さな恋の密室事件」白坂小梅(シンデレラガールズ)
色変のパターン:薄い水色→赤→白
白坂小梅のソロ「小さな恋の密室事件」は冒頭は小梅のイメージカラーである薄い水色(なければ白)を振るが、曲中に入る悲鳴に合わせて赤い(血の色の)ライトでおどろおどろしい雰囲気を作り、最後は「光あふれ よみがえる」のフレーズに合わせて白に切り替える。
いささかテクニカルではあるがきれいにハマるととても楽しい。
1-3「花簪 HANAKANZASHI」小早川紗枝(シンデレラガールズ)
色変のパターン:ピンク→青→ピンク→黄→白→ピンク
本稿で紹介する中では最もテクニカルなのが「花簪」だろう。
基本的にはこの歌のBメロに織り込まれている四季折々の風景にあわせて色を変えるというもので、具体的な流れは下記の通り。
イントロからは(紗枝のイメージカラーでもある)ピンクを振り、1番Bメロの「春」はそのままピンク、続く「夏」で青に変え、サビでは再びピンクに戻す。続く2番Bメロでは「秋」で黄色、「冬」で白に切り替えて、再びサビでピンクに戻す。
デレラジでの立花理香さんのトークに由来するものだが、テクニカルすぎて最近では一部の古手Pだけが行っているような印象が強い。
1-4「Multicolored Sky」シャイニーカラーズ
色変のパターン:それまで振っていた色→オレンジ(UO)
シャニマス最初の全体曲「Spread the Wings」のカップリング曲でこちらも全体曲。基本的にはブランドカラーの水色か担当の色を振るのが一般的。
落ちサビの直前にある「(私たちの一瞬も)染めるの オレンジへ」に合わせてオレンジに切り替える。
最初のリリイベ(2018年)で自然発生して以来細々と行われてきたが、ここ数年でだいぶ浸透してきたように思う。
個人的にはその後にある「色とりどりの光たちが」というフレーズのタイミングでもともと振っていた色(担当アイドルや担当ユニットの色など)に戻すのが好み。
1-5「ハナムケのハナタバ」コメティック(シャイニーカラーズ)
色変のパターン:それまで振っていた色→青とオレンジ
コメティックのシャニソン1曲目「ハナムケのハナタバ」。冒頭からしばらくはユニットカラー(黒)あるいはメンバーカラー(黒、ピンク、黄色)を振るのが一般的。
その後、落ちサビの入り直後にある「ブルーとオレンジ」のフレーズに合わせて青とオレンジ(あるいはそのどちらか)を振る。
2 席の位置によって特定の色を振る
曲の中で色を変えるのではなく、会場内での自分の位置(ステージとの相対位置)によって振るライトの色を変える楽曲もある。
2-1「Twilight Sky」多田李衣菜(シンデレラガールズ)
用いる色:オレンジ(UO)、青
多田李衣菜のソロ曲「Twilight Sky」が披露される際に、客席前方(ドームならアリーナの前2/3くらい?)はオレンジを、客席後方(アリーナ後方とスタンド席)は青を振り、それによって薄暮の空を客席に再現しようというもの。
シンデレラガールズ1stライブ(2014年)にて企画され(数か月にわたる事前告知が行われたうえで現地での数千本のサイリューム配布が行われた)、その後シンデレラ現場に定着。デレステの演出にも取り入れられている。
UOは追い炊きをしないで弱まっていくのにまかせると本当に夕焼けっぽくなる。
参考動画:日本コロムビア公式チャンネルよりシンデレラ1stライブの映像(8:08頃から)
2-2「紅白応援V(ビクトリー)」765AS
用いる色:赤、白
この曲では客席を上手(ステージに向かって右側)と下手(同左側)に分けて応援合戦を行うという趣向になっており、上手側は白組として白を、下手側は赤組として赤を振る。
コーレスも組分けがあるので、自分の座席位置の組のコールをしよう。
参考:日本コロムビア公式チャンネルより「紅白応援V」練習用動画
3 コンサートライトで特定の形を作る
色変え、場所ごとに特定の色を振る以外にも複数のコンサートライトを組み合わせてステージ上のアイドルに合わせた形をつくるという遊び方もある。
ただ、後方にいる人の視界をふさぎやすいので、特にフラットなアリーナでは周り(後方)への気遣いも忘れずに。
3-1 三角形を作る
三本のライトを組み合わせて三角形を作るもの。
下記のような演者/楽曲でみられる。
青/ミントグリーン/紫の三角形
ユニット「トライアドプリムス」(シンデレラガールズ)の楽曲でみられる。
ユニットのロゴをコンサートライトで再現するイメージだ。
用いる色はトラプリのメンバーである渋谷凛、北条加蓮、神谷奈緒のイメージカラー。
ピンク/青/黄の三角形
ユニット「イルミネーションスターズ」(シャイニーカラーズ)の楽曲全般でみられるが、特に「トライアングル」では(タイトルが直球で三角形なだけあって)多くみられる。
用いる色はイルミネのメンバーである櫻木真乃、風野灯織、八宮めぐるのイメージカラー。
オレンジ3本の三角形
周防桃子(ミリオンライブ)のソロ曲「ローリングさんかく」でみられる。オレンジは周防桃子のイメージカラー。
歌詞の内容に合わせて、楽曲の途中で三角形を四角形に変形させる猛者もいる。(三角形を作るとき辺の一つでライトを二本重ねておいて、途中からそれをずらして四角形にするという技。筆者はできない。)
「The Rolling Riceball」の三角形
花海佑芽(学園アイドルマスター)のソロ曲「The Rolling Riceball」で、曲のモチーフである「おにぎり(Riceball)」を表現しようと三角形を作るもの。
花海佑芽のイメージカラーである赤寄りのピンクで三角を作るP、おにぎりらしくご飯の白で三角を作るP、高まってUOで三角を作るPといろいろな色のおにぎりが客席に現れる。
3-2 クローバーを作る
緑色のライト2本をクロスさせて十字をつくる、あるいは緑色のライト4本を十字になるように持つことで、四つ葉のクローバーを表現しようするもの。
緒方智絵里(シンデレラガールズ)のソロ曲や、彼女がオリメンに含まれる楽曲の一部(「ミライコンパス」ほか)で行われるが、これは彼女の趣味が四葉のクローバー集めであることに由来する。
なお、タイトルにクローバーが含まれる楽曲としてミリオンライブに「オーディナリークローバー」という楽曲があるが、この曲では「幸せって三つ葉のクローバー」と歌われるように、ありふれた(オーディナリー)クローバーがテーマなので四つ葉を作ってしまうと解釈違いと思われてしまう公算大だ。
3-3 眼鏡を作る
お祭りなどで見かける眼鏡型ケミカルライトを振るというもの。
眼鏡アイドル全般でみられるが、特に秋月律子(765AS)の楽曲や、上条春菜(シンデレラガールズ)と彼女が所属するユニット「サイバーグラス」(同)でみられる印象が強い。
眼鏡型といえば完全な余談になるが、眼鏡型に発光するボタン電池式コンサートライトが世の中には存在する。
気合の入った春菜Pが「市販品」というライブのレギュレーションを満たすために開業届を出して個人事業主として製造、市販したというライトである。
おわりに
ここまで紹介したものはどれもライブの参加者が好きにやっている遊びなので「そうしなければならない」というものではない。
とはいえ、どれもやってみると楽しくはあるのでご自身のプライマリのブランド以外で気になるものがありましたらどうぞおためしのほどを。


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