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HIV感染者の支援などに神戸で取り組むNGO団体「BASEKOBE」代表の繁内幸治氏はこう振り返る。

「正義の名の下に感染者の個人情報をメディアが暴き、無用なパニックが全国各地で起きました。患者の人権やプライバシーが守られなかったことで、感染者は受診や診断を躊躇うようになってしまい、感染拡大に輪をかけたのです」

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無知なメディアによる報道がパニックを呼び、そのパニックをメディアが報じることで、さらに恐怖とともに誤情報や偏見が広まり、悪循環に陥っていく。まさに、コロナ禍と同じだ。

その後、マスコミによるエイズ報道はさらに加熱していく。その詳細を後編の「いまも残る「エイズ患者」への偏見は、こうして起こった…「印象操作」の深すぎる罪」でお伝えする。

『週刊現代』2021年11月27日号より

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