原因なんてないけど意味もなく病む
昔から私は考えることも自己開示も得意ではなかった。だから、何かしら病んでしまった時に、発症する事の始まりというのが存在するはずなのに、気づいたら病んだ原因も忘れて、意味もなく病み続けるということがあった。それは今もある。前よりは緩やかになったものも、相方と付き合いはじめた頃は、その突発的な病みで理由をうまく伝えられないし、(そもそも伝えるという行為すら頭に浮かばない程だ。)会えないとか、土壇場でスケジュールを勝手に変えたりと好き勝手にやってきて困らせた思い出が多々あった。今はなるべく一度決めたスケジュールをこなすためにメンタルの調整をするという事をしていて、いきなり会わないと言わないようにし、相手のことも考えているよという姿勢を見せるようにしている。「海汐って自分や他人に対して無意識にハードルを上げて、飛び越えられないってことがよくあるよね。もっと甘えてもいいのにさ。」は相方と付き合いはじめに言われたことだ。
誰に対しても、嫌われたくなくても伝えたい言葉が浮かばなくて、離れて欲しくなくても、離れないでとは言えない。今にして思えば、過去に積上げた「気持ちを伝えても伝わらない思い出」が諦めを作っていたような気もするし、人間関係を放棄していたからとも言える。20代の頃、私が友達だった方々も我は強く、そういう否定しかしない人たちに囲まれて育ったのだから、伝えるのを諦める事は必然だったので。
今は自分の気持ちを伝えることを受け入れてくれる人がいて、ハードルを下げて甘えてみることで、良い意味で「海汐さんだからな」で許してくれる人達がいるから、自分の気持ちを伝えることができているのだが、中には我慢させてしまったかなと思う時はある。否定しているつもりも嫌いになったからというつもりもないし、会えない、遊べない理由を伝えても、全てが「私のことなんか嫌いなんだ」と勘違いしてしまう人に訂正する時間を設けても仕方がないことで。以前の私なら慌てふためく人間と化してたものも、今は何をしても、何を言っても私の声が届かないなら一旦ほっとくという手も覚えた。時期を改めて病みが落ち着いただろうかと大丈夫だろうかとたまに様子見して話すという大作戦に突入するのだ。
まあ、絶賛病み期突入中の私ですが、ちゃんと別枠で冷静な私もいるので、病んでいる私を、私が介護しているという気がおかしくなることをしているって話でした。まあ、ほっとけば元気になるから。大丈夫です。うん。


コメント