こんにちは。
日頃FUNDINNOの案件レビューをやっているけれど、そういえば昔レビューした案件はどうなったんだろう。
成長してもしかしたらIPOしたり、M&Aされたりしてるのか、はたまたどうしようもなくなって潰れちゃってるのか。(ほとんどFUNDINNOでExitした案件ないのは知ってるんだけどね。。)
2021年頃にレビューしていた案件が結構あるので、当時のレビュー内容を振り返りつつ、今どうなってるかを調べていきたいと思います。そういうシリーズです。10個くらい振り返った後に生き残ってた割合とか出せるといいなと思っています。
エンジェル投資は儲かるのか?の答えの一部にもなりますね。
というわけで今日はこちらの案件どうなったか。2021年3月にレビューしたものです。
案件概要と当時のレビュー
ざっくりいうと針のない新しい注射器の開発・販売ですね。
注射が嫌いな私にはとても嬉しい製品。
インジェクター本体と薬剤を充填するアンプルの販売で、アンプルは使いきりなので定期購入ビジネスになります。
当時の計画でいうと2025年にはおよそ100億円の売上ということで、かなり攻めた計画にはなってます。
FUNDINNOでの募集は成功しており、目標金額の2,250万に対して8,000万を超える金額を得ることができています。スバラ!
当時のレビューとしてはニーズはありそうと思いつつ、市場から試算しても100億弱は厳しく、海外とか他の市場拡大も必要だねとしていました。
また、価格感が気になっていました。通常の注射器自体は使い捨てで非常に安価(本体・針あわせて数百円もしない)なので、価格が乖離しすぎると広まらないなぁと。
あと少し観点が違いますが、ロート製薬の会長が出資してるようでしたが、なぜロート本体が投資しないのかというのが気になったようです。
あれから4年後の今
さて、どうなったでしょうか。
結論から言うと計画には程遠いですが、一定導入は進んでそうです。
当該会社の100%子会社で販売を担当している会社のページを見ると、既に100以上の歯医者には導入されていました。
売上情報ないか調べると2023年度で2,200万程度でした。(2023/1-2023/12決算資料)
https://aijexpharma.jp/files/new/files20240912135139.pdf
もともとの計画が2023年度で約4億、そもそも2020年が1,800万くらいなので伸びは微々たるものですね。
なかなか厳しい。歯医者という使われる市場は見つけたみたいですが、広がりがまだまだという形ですね。やっぱりハードルは値段なんでしょうか。それともオペレーション(通常の注射器に比べて扱いが煩雑、手間がかかる等)なんでしょうか。
また、痛くない注射として「貼る」形式のものも出ており、こういう最新技術との勝負でもありますね。
将来的には予防接種にも?針なしの「貼る注射器」を名古屋大学が開発…どうやって薬剤を注入するのか研究者に聞いた|FNNプライムオンライン
今回の案件は一応ほんの少しですが進展はしていたものの、新しいブレイクスルーやピボットが必要そうって感じですね。このケースが多いような気がしてきましたがどうでしょうか。
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