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新米の銘柄米が税抜き3333円 「投げ売りが始まった可能性」 スーパーの特売に流通関係者は危機感 山梨

2025年12月5日 19:06
新米の銘柄米が税抜き3333円 「投げ売りが始まった可能性」 スーパーの特売に流通関係者は危機感 山梨

 依然としてコメの価格が家計を圧迫する中、山梨甲府市内では新米の銘柄米を3000円台前半で特売を行うスーパーも出てきました。

 コメ取引関係者へのアンケートでは、値下がりを予想する見方が強まっていますが、本当に価格は下がるのかー

 山梨県内の状況を取材しました。

消費者は
「5kg4000円は高い。半分とは言わないが、せいぜい3000円くらいに落ちないと」
「農家の方も大変。でもこれ以上上がると、ちょっと大変」

 5日に発表された全国のコメの平均価格は、過去最高値となる4335円で、9月以降、5kgあたり4000円台の高値が続いています。

 中央市のスーパーでも、新米の価格は4600円台から5700円台。

 ピークは先月でしたが、今月も依然として高値圏で推移しています。

スーパーの店長は
「高止まりという形だと思う。仕入れの価格がなかなか下がってこない。もちろん相場が下がれば、それに乗じて下げるつもりではいる」

 苦しい高値が続いてますが、今後については明るい兆しも-

 コメ価格の今後を予想した「見通し判断DI」は、コメ取引関係者に今後のコメ価格を聞いたもので、「50」を上回れば上がる予想、下回れば下がる予想が多いとされます。

 今年に入って以降、上下に振れ幅が大きくなっていますが、4日に発表された11月は「32」と4年ぶりの低さとなりました。

 生産者や卸業者など、いずれもコメの在庫量が増えていて、コメ余りの状況が要因とみられます。

 こうした値下がりの予兆は県内でも-

 甲府市内のある店舗では、新米の銘柄米を税抜き3333円で特売しているほか、商品の半数以上が4000円を切っています。

 流通関係者の1人は「そんなに安くは仕入れられない。在庫オーバーの状況から、利益を度外視した投げ売りが始まった可能性がある」と危機感を口にしました。

 一方で山梨県産のコメはなかなか下がらないという見方も。

 県産のコメは、JAが農家に支払う「仮払い金」が全国よりも高めとなっていて、米穀店関係者は他県産よりも高値になりやすくなっていると明かしました。

 食卓に欠かせないコメ。今後も動向に目が離せません。

最終更新日:2025年12月5日 19:06
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山梨放送