【NPB入りある?】ショーン・レイノルズってこんな投手
今回はNPB絡みの話になります。
25年までパドレスに所属していたショーン・レイノルズ(27)が横浜DeNAベイスターズの公式インスタグラムをフォローしたという情報をみました。
私がインスタをみたときはフォローが確認できなかったので勇み足なのかもしれませんが、確かに来日する可能性は結構ありそうだなと思うので、NPBファンの方向けにレイノルズがどんな投手なのかを紹介してみようと思います。
プロフィール
ショーン・レイノルズ(27)
右投げ左打ち
身長 6'8"(203cm)
体重 250lb(113kg)
2016年ドラフト4巡目全体113位指名(マーリンズ)
2024年7月にメジャーデビュー(パドレス)
経歴
高校時代には二刀流選手として投打で活躍し、その体格から特にパワー面での評価が高く、プロでは野手に一本化。主に一塁と外野を守りました。
しかし、パワーはあるもののコンタクト力が壊滅的で野手としては行き詰まり、2021年には投手へと転向。
投手1年目は1Aでプレーし、32.0回で23四球と制球面で苦しみながらも37奪三振を記録。
その後球速も成長していき、2022年には2A、2023年には3Aへと順調にステップアップ。身長2m超えの100mphリリーバーということで、プロスペクトとしての評価も上昇していました。
2023年夏のトレードデッドラインでは、ライアン・ウェザースとのトレードでギャレット・クーパーとともにパドレスへと移籍。
2024年7月にメジャーデビューを果たし、9試合で11.0回を投げ防御率0.82、21奪三振を記録して将来的なブルペンの軸としての期待が最高潮に。2025年のブレイク候補として、私も動画内で紹介するくらいには期待していました。
レイノルズについて語った動画↓(7:05あたりから)
しかし、2025年は開幕前に右足のストレス反応で故障者リスト入り。
5月に復帰するとそこから約2ヶ月はメジャーで投げましたが前年のような支配的な投球は見られず、主に敗戦処理など便利屋枠での起用となりました。
そこからは一旦マイナー落ちして、一時的に再昇格してまたすぐにマイナー落ちという形でメジャー定着できず、最後はマイナーでシーズンを終えました。
2025年のパフォーマンスが期待に満たないものであったことに加え、2023年から40人枠に入っていることでマイナーオプションももう使い切ってしまっていたので、このオフにパドレスからノンテンダー(来季契約を提示しない)となり、現在はFAの状態です。
投球スタイル
2m超えの長身から投げ込む4シームが魅力です。
キャリア最速は2024年8月に記録した100.3mph(161.4km/h)ですが、2025年は少し球速が落ち込み、最速で98.7mph(158.8km/h)、平均で96.0mph(154.5km/h)でした。
2025年の不振はこの4シームの威力が落ちたことも要因になっていると思われます。
また、4シームに目がいきがちですが、実は最大の武器はスライダーです。
レイノルズのジャイロスライダーは平均88mph(141.6km/h)前後で、メジャーで256球を投じましたが長打を打たれたのは1本だけ。調子がいいときには空振りをバンバンとれます。
しかし、コマンドには大きな問題があり、特に2025年はスライダーが安定せず奪三振率が大きく低下しました。それでもスライダーのstuff+は120と高評価で、制球力の向上で一気に化ける可能性を秘めています。
基本的にこの4シームとスライダーの2球種が投球の8割以上を占めており、スライダーは左打者相手にも積極的に投げます。
他には、右打者に対して平均82mph(132km/h)前後のスイーパー、左打者に対して平均88mph(141.6km/h)前後のチェンジアップを投じます。
.@sean___reynolds' first @MLB strikeout is in the books ✔️ pic.twitter.com/moVGPpEjL0
— San Diego Padres (@Padres) July 14, 2024
課題
とにかく制球面が課題です。
ここがクリアできればMLBでも勝利の方程式に入れるだけのポテンシャルがありました。
基本的には4シームとスライダーの2ピッチを軸に組み立て、スライダーはカウントをとるのにも使います。
しかし、この軸となる2球種の制球が安定しないという課題はこれまでもずっと改善されていません。
また、上述の4シームの威力低下も少し気になるところ。
基本的に高めに投げ込んで空振りをとりたい4シームにまるで威力がなく、いとも簡単にスタンドに持っていかれるというシーンが何度かありました。
↓動画のシーンはまさにそれで、吉田正尚に高めの4シームを投げてペトコパークのライトスタンドに運ばれています。
CAUTION: Macho Man at work ⚠️ pic.twitter.com/3xiczzVJzU
— Red Sox (@RedSox) August 9, 2025
マイナー成績はあまり参考にならない
NPBに来る選手を調べるときはマイナーの成績も参考にすると思います。
しかし、レイノルズの場合はあまり参考にならないということだけお伝えしておきます。
レイノルズはパドレスに移籍してから3Aでも2シーズンプレーしています。
2024年は54.0回で防御率6.17と壊滅的な数字を残しながらメジャーに昇格しているので不思議に思うかもしれません。
しかし、パドレスの3Aが所属しているPCLというリーグはかなりの打高として有名で、メジャーでは控えになるかならないかくらいの選手が打率3割、OPS.900超えを平気で打つような環境です。
正直参考にならなすぎてパドレスの有力プロスペクトはあえて3Aをスキップして昇格させるくらいの状況なので、レイノルズの3Aの成績も気にしなくていいかなと思います。
ちなみに2025年は3Aで28.1回を投げ防御率2.86ながら制球面がボロボロで三振もとれず、FIPは5.87でした。
詳しい成績を知りたい方はFanGraphsで詳細をご覧ください。
先発をやるかどうか
MLBでなら間違いなくリリーフ一本ですが、NPBだとどうなるかわかりませんね。
パドレスでは1試合だけ先発登板しましたが、チーム事情による緊急的措置で、いけるところまでいってくれ的な登板でした。
これまで一番多く球数を投げたのもその先発試合で、57球でした。
便利屋的立ち位置だったのもあって複数イニング投げることは珍しくなく、40球を超えた試合もいくつかあります。
50球前後くらいまでなら球速も95mph(152.9km/h)前後を維持できていますが、それ以上の球数は投げていないので先発としては未知数です。
高校時代に二刀流→プロ入りして野手一本化→リリーフに転向、という流れで来ているので、先発投手として稼働していたのは2016年が最後。10年間のブランクがあるということになります。
個人的な予想としては、NPBでもリリーフが基本になるんじゃないかなと思います。


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