売春地帯から少女たちを救え 人身売買の実態…救出の一部始終、アジア各国から数万人の女性が毎年インドへ【報道特集】
インドで横行する少女たちの人身売買。アジア各国からは毎年、数万人の女性がインドに売られてきているという。売春宿から少女たちを救出し、支援に取り組む日本人女性に密着した。 【写真を見る】売春地帯から少女たちを救え 人身売買の実態…救出の一部始終 ■インド最古・最大の伝統的な売春宿街 高層ビルが立ち並ぶ、インド最大の商業都市・ムンバイ。世界一の人口を抱え、成長著しいインドの経済を牽引する街だ。 日々、多くの人たちが行き交い、賑わいを見せる一方、その一角では全く別の光景が広がっている。 NPO「ラリグラス・ジャパン」代表 長谷川まり子さん 「この一角が、カマティプラと呼ばれるインド最古、そして最大の伝統的な売春宿街です」 「(インドで)最低クラスの売春街と言われていて、1時間350円ぐらいの値段で相手をしてもらえる」 NPO「ラリグラス・ジャパン」の代表・長谷川まり子さんは約30年にわたり、インドの売春宿に売られた少女たちの救出や支援に取り組んできた。 2006年、長谷川さんが地元のNGOと警察と共に、売春宿の内部に踏み込んだ際の映像がある。その部屋では6人の少女が働かされていた。 インドでは18歳未満の売春は法律で禁じられているにもかかわらず、周辺のアジアの国などから売買された未成年の少女たちが強制的に売春をさせられている。 この日、長谷川さんがやって来たのはインドで少女たちの救出活動を行う団体の拠点。 調査員が内偵を続けていた売春宿について、警察の協力が得られることになり、摘発に乗り出す。 ■未成年の少女売春 救出へ NGO調査員 「我々は最寄りの警察署を出発し、このルートで売春宿が入るビルに突入します」長谷川さん 「摘発にかける時間は?」 NGO調査員 「2、3分でしょう。それを超えると、売春宿の人間が我々の存在に気づき、一瞬にして、姿を消してしまうでしょうから」 救出するのは、内偵調査で確認できた未成年の少女3人だ。 ――こういう普通の商店街の一角にビルがある? 長谷川まり子さん 「携帯ショップ専門店とか、家電専門店とか、そういうお店が連なってる中にビルがあって、そのビルの中に20軒ぐらい(売春宿が)入っている」