2025年 12月06日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法
読者紹介バナーPC

2025.12.06 08:44

【動画】「絶滅」ニホンカワウソか?最終確認から50年近く...高知県西部で撮影の動画、専門家の意見割れる

SHARE



 数匹の動物が水面に頭を出したり、潜ったり―。そんな風に見える動画を、高知市の男性が撮影し「絶滅したとされるニホンカワウソではないか」と本紙に寄せた。3年前に県西部の海岸を訪れた際にスマートフォンで撮影したという計3分ほどの映像。磯と磯の間の海面に黒っぽい〝生物〟が見え隠れする。ニホンカワウソなのか? 専門家に見てもらった。

高知市の男性が撮影した動画の一部。海面(赤丸部)に、生き物の頭のようなものが突き出ている

高知市の男性が撮影した動画の一部。海面(赤丸部)に、生き物の頭のようなものが突き出ている


 「あ、顔出した!」

 「魚を捕りよるんかなあ。うろうろしよる」

 撮影しながら、声を上げるのは門田昌之さん(60)=高知市五台山。2022年6月29日午後6時半ごろ、景色を楽しもうと立ち寄った磯で、思いがけない光景を目にしたという。

 「密漁者かと近づいたら、小さかった。間違いなくカワウソや、と」

 数十メートル先の海面。波が打ち寄せる岩と岩の間で、黒い頭のようなものが浮き上がっては、沈んでいた。

 「親が2匹、小さな子どもが1匹いたと思う。体は茶色で、毛がぬめっと光ってた。磯釣りの時に見かけるウミガメとは違った」。映像では、はっきり確認できないものの「ごろんと磯の上に寝転ぶ様子も見えた」という。

 門田さんはこの動画を知り合いにだけ見せて保管していたが、今年9月4日の高知新聞記事「ニホンカワウソ 固有種? 大陸の亜種? 岡山理科大など県内標本頭骨を3D調査」を読み、「専門家に判断してもらえるなら」と託してくれた。

     ◇

 まず、長く高知県でカワウソ調査をしてきた町田吉彦・高知大学名誉教授に見てもらうと、「間違いない」と断言した。動画のようにポコッと頭を出して息継ぎし、これほど波のある磯で泳ぎ回ることのできる動物は…

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 高知市 動物・生き物

注目の記事

今、あなたにおすすめ

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月


2025.09.04 08:40

固有種?それとも・・・ニホンカワウソの謎3D技術で解明に挑む 岡山理科大などの研究チーム、高知や愛媛で

SHARE

魚を食べるニホンカワウソ。1979年6月、須崎市の新荘川で撮影(高知新聞社所有)

魚を食べるニホンカワウソ。1979年6月、須崎市の新荘川で撮影(高知新聞社所有)

 一心不乱に魚にかぶりつくニホンカワウソ。環境省が2012年に絶滅を宣言したこの愛すべき生き物について、実はまだ謎が残されているという。

 彼らは日本固有種か、それとも大陸などにすむユーラシアカワウソの亜種なのか―。

 分類学上の〝論争〟に現代の技術を使って挑もうと、岡山理科大学や国立科学博物館などの研究者たちが調査に乗り出した。

 高知、愛媛両県には、剥製になったニホンカワウソが計50体以上保管されている。こうした貴重な標本を3Dデータ化して詳細に調べ、遺伝子調査も合わせて謎を解明するという。

 この写真が撮影され、最後の目撃情報が残る1979年から半世紀近く。カワウソくん、きみの正体は?

 ■ ■

ニホンカワウソの標本からどんなデータが得られるのかを確認する研究者(高知市追手筋2丁目の高知みらい科学館)

ニホンカワウソの標本からどんなデータが得られるのかを確認する研究者(高知市追手筋2丁目の高知みらい科学館)

 ニホンカワウソは日本固有種か、…

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 高知市 須崎市 科学・技術・研究 動物・生き物

注目の記事

今、あなたにおすすめ

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月


2025.12.02 09:00

脳内をのぞくことができるかもしれない ヨシタケシンスケ展 高知県立美術館12/2開幕 

SHARE

2500枚ものスケッチが並ぶ「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の会場(写真はいずれも高知市の県立美術館=河本真澄撮影)

2500枚ものスケッチが並ぶ「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の会場(写真はいずれも高知市の県立美術館=河本真澄撮影)

 独特な物事の捉え方で幅広い世代に愛される絵本作家、ヨシタケシンスケさんの個展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が2日、高知市高須の県立美術館で開幕する。膨大な数のスケッチや原画のほか、絵本の世界を体感できる仕掛けなどもあり、ヨシタケさんの頭の中をのぞくような気分が味わえる。2026年1月12日まで(12月27日~1月1日は休館)。

 13年に「りんごかもしれない」で絵本作家としてデビューし、30作以上の絵本を手がけてきたヨシタケさん。日常の出来事をユーモラスに描く作風や、当たり前に思える物事を新たな視点で多角的に捉え直す発想などで人気を集め、子どもから大人まで幅広く支持されている。

「子どもも遊べる空間を作った」と、うるさい大人の口にリンゴを投げ込む仕掛けを紹介するヨシタケシンスケさん

「子どもも遊べる空間を作った」と、うるさい大人の口にリンゴを投げ込む仕掛けを紹介するヨシタケシンスケさん

 個展では、…

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 高知市 催事・イベント 美術・アート 遊び場

注目の記事

今、あなたにおすすめ

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月


2025.05.20 08:40

カワウソは対馬で繁殖? 高知大チームが5年ぶり生息確認

SHARE

対馬で見つかったカワウソのふんのDNA解析データを示す宇田幸司准教授(高知市曙町2丁目の高知大学)

対馬で見つかったカワウソのふんのDNA解析データを示す宇田幸司准教授(高知市曙町2丁目の高知大学)

 高知大学の研究グループが19日、長崎県の離島、対馬で約5年ぶりにユーラシアカワウソの生息を確認したと発表した。採取したふんを分析したところ、2017~18年に確認されていた個体群と同一系統だと分かった。理工学部の宇田幸司准教授(47)=比較生化学=は…

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 大学 科学・技術・研究 動物・生き物

注目の記事

今、あなたにおすすめ

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月