安倍氏銃撃事件で起訴、そばにいた奈良の関係者ら受け止め語る

上田真美 米田千佐子
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 安倍晋三元首相の銃撃事件で、奈良地検は13日、山上徹也容疑者(42)を殺人などの罪で起訴した。今後、裁判員裁判で審理される見通し。当時、そばにいた奈良の関係者は朝日新聞の取材に、裁判に望むことや事件後の社会の動きに対する思いなどを語った。

 当時、安倍氏の右後ろにいた自民党奈良市支部の櫻井大輔青年局長(47)は、マイクを渡す役や、演説後の「ガンバロー」の発声を任されていた。事件発生時、頭の左上方で破裂音が起きたように感じ、「音響機器が破裂したのかと思った」。見上げるともう一度音がして「何や、大ごとや」と思いその場にかがんだという。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みを語っているとされる山上容疑者の起訴を受け、「旧統一教会への恨みで安倍さんを殺す必要があるのか、すっきりしない人も多いと思う。どういう思惑なのか、(裁判では)背景のつながりなどをはっきりさせてほしい」と話した。

 荻田義雄県議(75)は「凶弾によって倒れられたあの一瞬は脳裏から離れることはない。二度とあってはならない」と話した。起訴を受けて「司直の手に委ねられてしっかり対応してもらいたい」と望んだ。

 公明党奈良県本部の大国正博代表(59)は「理由のいかんを問わず、人の命を奪う暴挙は断じて許すことができない。二度とこうした事件が起こらないよう、事件の真相を明らかにしてもらいたい」などとコメントした。

 事件後の社会の変化について、「社会的な問題やトラブルを多く抱える団体と政治家との関係が指摘されるようになった。また、不当な寄付勧誘などにより苦しんでいる方々の存在がクローズアップされた」として、「政府には国民が安心できるよう取り組んでもらいたい」と求めた。

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