赤字経営が続き、地域の関係者と今後の在り方について協議している沼田病院について、国立病院機構は「廃止せざるを得ない状況で、年内をめどに最終判断を行う」との考えを明らかにしました。
国立病院機構沼田病院は、赤字経営が続いているため、関係市町村や医療機関が参加した協議会で今後の在り方について議論しています。5日夜、沼田市内で第3回の協議会が開かれ、国立病院機構から「来年度以降の医師確保が大変厳しく、病院を廃止せざるを得ない状況」と説明がありました。
協議会は、地域の医療提供体制を維持するため、必要な支援を国立病院機構や国に求めることを確認しました。このほか病院跡地については、できる限り医療提供施設として活用するよう、合わせて求めることとしました。国立病院機構では、こうした要望や医療機能の引継ぎ状況などを踏まえ、年内をめどに最終判断を行う考えです。
協議会のあと沼田市の星野市長は、「沼田病院がこの利根沼田地域で担ってきた存在は非常に大きいものがある。地元自治体の長としてショックは隠せない。沼田病院が担ってきた地域医療を、各病院で分散して担っていけるという確認は取れたので、私たちも、地域の方もそこは安心できると思う。」と述べました。