県道から丸見えでも「タオルなし」“日本一恥ずかしい露天風呂” の正体 熊本県南小国町の満願寺温泉『川湯』
熊本放送
熊本県南小国町の満願寺温泉に「日本一恥ずかしい」と言われる露天風呂があります。その名は「川湯(かわゆ)」。RKKラジオで熊本県内各地から話題を伝える「ミミーキャスター」のひとり、古戝沙季さんが取材しました。 【写真を見る】県道から見ると…こんな感じ ※とんでるワイド 大田黒浩一のきょうも元気!#2025年12月2日放送回 ■丸見えロケーションの「露天風呂」 露天風呂といえば、柵で囲われていたり高い位置あったりと、外からの視線が遮られているのが一般的です。 しかし、この川湯は〝開放感が規格外〟。 住宅が建ち並び、その手前には県道が走り、ここに露天風呂があるとは、ちょっと信じられません。 もちろん県道からも「丸見え」です。 ■源泉が壁から?地元の人はどう使う? 膝下ほどの深さの満願寺川の川べりに、コンクリート製で奥行1m×横4mほどの浴槽が作られています。 湯気が立つ浴槽に腰をかけ、足だけ浸けてみると、短時間でも全身が温まります。 この温泉は地域住民が管理しています。その自治会長の兒玉博昭さんにお話を伺いました。 ――この湯はどこから来ているんですか? 兒玉博昭さん「川湯の壁の奥から4か所ぐらい、岩盤から湧き出ています。すぐ隣にある温泉館の下に大きな源泉があり、そこから分かれたものです」 地下が迷路のようになっていて、地元の人でも詳しいことは分からないという神秘的な湯です。 ■「アベックもそのまま」驚きの日常 これほど開放的な場所を、どのような人が利用しているのでしょうか。 兒玉さん「地元の人に限定されますが、10〜20人ぐらいが毎日入っています。他にも、いろいろなインターネットとかに配信されて有名になった関係で、観光客は多いです。今日は誰もいませんが、日中でも何か平然と入っていますね」 驚くべきは、その入浴スタイル。 遮るものが何もないにも関わらず、利用する人は「タオルなし」で入るのが当たり前だといいます。 兒玉さん「アベック(カップル)もそのままですね。何も着ないで入ってるのはよく見ますね」