Webエンジニアと、私のような生産設備屋の決定的な違い
「コードを書く」という行為は同じでも、その出力先(アウトプット)が決定的に違う。
・Webの出力先 = 情報(画面上のピクセル)
・PLCの出力先 = 物理(数トンの鉄塊やロボット)
Webサイトのコードにバグがあっても、レイアウトが崩れるか、エラーが出るだけで済む。
だが、我々が相手にしているのは質量を持った現実の装置です。
もしAIが吐き出したラダーに、たった一つ論理的な見落としがあったら?
その瞬間に設備は大破し、最悪の場合はオペレーターの命に関わる「事故」になる。
我々の仕事の本質は、綺麗なコードを書くことではない。
「この動きで絶対に人はケガしないか?」
「想定外の操作で暴走しないか?」
これらを判断して、
この最終防衛ラインを死守することです。
「動けばいい」
ではなく
「安全に止まれるか」
この判断の責任を、AIが取れるようになる日は当分来ません。
よくよく先の先を考えてもらえれば、容易に想像できると思います。
近々、楽が出来そうと思っている人には少し残念なニュースかもしれませんが、学ぶことは引き続き必要です。
自己完結出来るエンジニアとなれば、
その分、希少性が今よりさらに増して、生涯食いっぱぐれない技術となることは目に見えると思います。
想像力と責任感を持つ人間という役割がある限り、この仕事はAIには置き換えることが出来ません。