日常で小数が混じった計算をする機会は、あまりありません。
だからこそ、計算ルールを忘れてしまっているという人も多いでしょう。
今回の問題にチャレンジして、小数の掛け算と割り算の計算ルールを一気に復習してみませんか?
問題
次の計算をしなさい。
5.1×0.3÷3
解答
正解は、「0.51」です。
51という数は出たものの、小数点の位置を間違えてしまったという人もいるかもしれません。
次の「ポイント」では、混同しがちな小数の掛け算と割り算の計算方法について、解説していきます。
ポイント
この問題のポイントは、「小数点の位置取り」です。
小数の掛け算と割り算では、小数点をどこにつけるのかがとても大事になってきます。
順番に計算ルールを確認していきましょう。
小数の掛け算の場合
問題の式は5.1×0.3÷3なので、まずは小数の掛け算5.1×0.3から計算します。
小数の掛け算は、次の3ステップで行います。
<小数の掛け算のルール>
ステップ1:小数点を右に動かして整数の掛け算を作る
ステップ2:整数の掛け算をする
ステップ3:掛け算の答えの小数点をステップ1で右に動かした桁の合計分、左に動かす
まずは、5.1と0.3の小数点を右に1桁ずつ動かして、51×3にします(ステップ1)。
次に、51×3=153を計算します(ステップ2)。
最後に小数点を左に2桁分動かし、1.53とします(ステップ3)。5.1→51で小数点を右に1桁、0.3→3で小数点を右に1桁動かしたので、ステップ3で小数点を左に動かす桁数は1+1=2桁分になります。
小数の割り算(小数÷整数)の場合
小数の掛け算が終わったので、式は次の形になっています。
1.53÷3
小数÷整数の割り算では、割られる数の小数点の位置を変えずに答えを出します。
1.53÷3
=0.51←小数点の位置は1.53と同じ
これで答えが出ましたね。
まとめ
小数の掛け算の場合は、小数点を一度右に動かして整数の掛け算をしてから、その答えに小数点を付けます。最初の掛け算時小数点を右に動かした桁数の合計分、答えの小数点を左にずらします。小数点は、右から左へ、逆方向に動くことに注意してください。
一方で、小数÷整数の割り算の場合は、答えの小数点の位置は割られる数の小数点の位置と同じです。
ただし、小数÷小数の場合の計算ルールはまた異なります。興味がある人は、小数で割る場合の計算ルールについても調べてみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
スピード勝負!他の問題にも挑戦しよう!