早稲田大学、留学生の授業料引き上げ検討 受け入れ国内最多
早稲田大学が留学生の授業料の引き上げを検討していることが5日、分かった。同大には国内で最多の留学生が在籍している。値上げの具体的な時期や金額は未定で、すでに在籍する学生には適用しない。これまでは自国の学生と同額だったが、受け入れ環境の整備に費用がかかることから値上げを検討する。
田中愛治総長は同日、「日本語が未習得の学生に様々なサービスを英語で提供できる環境整備のために多額の支出が発生している。今後、ある程度の費用を納めていただくことを検討中だ」などとするコメントを出した。
同大は科目履修や学生生活の相談に英語で対応できる職員やカウンセラーを新たに雇用しているほか、日本語を学ぶ機会を提供しているという。
日本学生支援機構によると、同大に在籍する留学生は2024年5月時点で5562人。東京大学(4793人)や立命館大学(3258人)を上回り、全国の大学で最も多い。
留学生の授業料を巡っては、東北大学が1日、27年度に学部や修士課程に入学する学生から現在の1.7倍となる年90万円に引き上げると発表。24年春に国立大で留学生向け授業料が自由化されて以降、初めて値上げが明らかになった。
文部科学省は留学生の受け入れを加速するため、定員規制について26年春から緩和する方針。留学生の授業料引き上げといった条件を満たした大学を対象に、定員の超過を110%未満まで認める。
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