上杉の歌を聞くと、詞をよみたくなるのだ
●5月にセカンドシングル「ふりむいて抱きしめて」をそして、6月17日1stミニアルバムをリリースした
WANDS。先月号でもお伝えしたように、大島康祐(key)、柴崎浩(G)、そして、上杉昇(VO)の3人の
音楽的なバックグラウンドは、三人三様のものを持ってはいるけれど、根源的にハードロック好きという点は
一致しており、出会った当初は、ハードなサウンドをやろうとしていたという。
大島さん:ファンクメタルみたいな音をやってみようかと思って、はじめのうちはロックっぽいアプローチも
やったりしたんだけど、個性がなかなか出なくて・・・・。けっこう去年の9月ごろから、いろいろと
試行錯誤を繰り返してきたんだよね。それで今回やってるような音楽性が生まれてきて・・・
いちおう3人のよさを出した感じのものにはなったと思うんですよ。もちろんこれが俺たち
WANDSのものと言い切れるほど完璧なものではないけど・・・
柴崎さん:3人の個性というのは、それなりに出ているんだけど、やっぱり1枚目というのもあって、
各々表現しきれないでいる部分というのは、多分ありますよね。
●ドロドロのファンキーさと近頃のブラコンのおいしさを持った大島のサウンド作りに、クリアで爽やかな
柴崎のギターワークが色と空気を添える。これがWANDSの基本サウンドだ。そして、核となるのが上杉の
ヴォーカルと言える。ただ、上杉自身は、ボーカルの表現アプローチとしては、まだまだ悩むところが多いと
言う。ミニアルバム1枚だけでは、彼らのおさめることのできない可能性を彼ら自身が感じていると同時に、彼ら
自身が感じていると同時に、彼らは、常に自分達のサウンドを追い求めているのだ。が、メンバーは上杉の
詞については、共感を感じている。
大島さん:俺は個人的に上杉の書く詞が好きなんだよね。曲とサウンドを作る時って、俺、英語しゃべれないのに
英語のイメージなわけ。だから日本語のイメージって全く出てこない。ところが上杉はそこにちゃんと日本語を
のせてきてくれるし、日本語がのってもカッコイイ。しかも詞を読んでみると、これがけっこう深いし、
すべてノンフィクション
上杉さん:一応リアルに書きたいなと思うから・・・とにかく1回、自分が言いたいことを全部吐き出すというか
書いてしまうんですよ。それで曲に合わせてパズルのようにはめていくという作り方なんです。
で、言葉にも、好きな表現というか、好きな言葉、嫌いな言葉というのがあって・・・・。たとえばパンだったら、
トーストと言い替えたり、夢だったら、この言葉は使ってたりするけど、でも夢というより光とかっていう言葉で
表したほうが好きだったり・・・・そんな風に考えていくんです。
大島さん:出た。上杉の十八番!!光が好きなんですよ、彼は・・・!!彼の詞を聞くと思わずその意味を
知りたくなって、詞を読んでしまうんですね。俺は。そういう上杉の詞には思わず人を惹きつけてしまう
ところと、そこから何かを考えさせられてしまうというところがるんですよ。
●WAND(幸福の杖)Sにはそんな深さがひめられている。