検索ページへ 検索ページへ
メニュー
メニュー
TOP > 福祉仏教ピックアップ > 『文化時報』掲載記事 > 高齢者版「110番のいえ」 全国初、京都のお寺に

つながる

福祉仏教ピックアップ

高齢者版「110番のいえ」 全国初、京都のお寺に

2025年9月2日

※文化時報2025年7月29日号の掲載記事です。

 困り事を抱えた高齢者が頼る「高齢者110番のいえ」に、全国で初めて京都府亀岡市の浄土宗光忠寺(齋藤明秀住職)と浄土宗稱名寺(和田真宜(なおき)住職)が登録する。京都府警の元警察官2人が設立した一般社団法人「つなぎ」(京都市左京区)が提唱する取り組みで、同市内の福祉団体や企業を巻き込んで協力を呼び掛けていく。

 「高齢者110番のいえ」は、子どもの防犯などのために各地に設置されている「子ども110番の家」の高齢者版。お年寄りが帰り道が分からなくなったり具合が悪くなったりしたときや、雨やどり・休憩などで身を寄せる場所となることを目指す。

 目印として、門前や軒先にオレンジ色の旗を出す。緊急時には警察や救急に通報。認知症などで身元が分からないときには、専用アプリで「つなぎ」に連絡すると、警察OBのスタッフが警察や行政と連携して対応する。

 これまで「つなぎ」は地域の仏教会に「高齢者110番のいえ」への協力を求めていたが、登録には初年度1万2千円の賛助金が必要なこともあり、お寺への普及が難航していた。

 今月16日に光忠寺で開いたミーティングで、「つなぎ」の竹内雅人理事は、民生委員などを担う個人に無料で登録してもらうために、企業やお寺に費用の協力を求めていることを説明し、理解を求めた。

(画像アイキャッチ兼用:「高齢者110番のいえ」の登録に向けて話し合う関係者たち=京都府亀岡市の光忠寺)
「高齢者110番のいえ」の登録に向けて話し合う関係者たち=京都府亀岡市の光忠寺

 齋藤住職は、近くに住む高齢者の行方が分からなくなるたびに家族が懸命に捜す姿を見たり、熱中症で倒れ込む人を目撃したりしていたことが動機になった。稱名寺の和田住職も「困っている人を支えることがお寺の役割の一つ」と考え、登録を決めたという。

 今後は9月の活動開始を目指して福祉団体や企業にも協力を呼び掛け、11月末にはスタートアップイベントを開く。 

おすすめ記事

error: コンテンツは保護されています