米ロサンゼルスの連邦地裁は3日、人気ドラマ「フレンズ」の主要登場人物チャンドラーを演じた俳優、マシュー・ペリーさん=当時(54)=の死因となった麻酔薬ケタミンの過剰摂取に関与したとして、元医師サルバドール・プラセンシア被告に2年6月の禁錮刑を言い渡した。罪を認めていた。
ケタミンには抗うつ効果があるが、幻覚症状を引き起こすこともある。連邦地検によると、被告は医師だった2023年9~10月、ケタミンのリスクやペリーさんの薬物依存歴を知りながら、ペリーさん側にケタミンを売った。
米メディアによると、ペリーさんはケタミンを使った治療を受けていたが、求めた量の処方を主治医から断られていた。
ペリーさんは23年10月、ロサンゼルスの自宅の浴槽で死亡しているのが見つかった。(共同)