副業で探偵の元市職員逮捕 愛知・豊田市、秘密漏えい疑い

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愛知県警春日井署に入る竹内崇容疑者=3日午後4時1分

勤務する市役所の端末を操作して得た秘密情報を、副業として従事する探偵業の顧客に漏らしたとして、愛知県警は3日、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで、元同県豊田市主査の男(43)=同市=を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。県警は不正な情報取得を数十回繰り返していた疑いがあるとみて調べる。

県警によると、容疑者は2007年に豊田市に採用され、19年から今年3月に退職するまで市教育委員会保健給食課主査として勤務。児童や生徒、教職員の健康管理業務を担当していた。遅くとも21年12月から、市の許可を得ずに不倫調査などをする探偵をしていた。

逮捕容疑は23年12月5日ごろ、市役所の端末を操作して知った調査対象者の秘密情報を記載した報告書を顧客に渡した疑い。対象者の前の住所や新住所への転入年月日が記されていたという。22年11月以降は傷病を理由に休職していたが、数日間のみ復帰した際に端末を操作したとみられる。 県警は、同僚の職員にも情報を教えるよう持ちかけていたとみている。

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