「先日、28歳になりました私の今年の抱負は『自由気ままに、楽しそうなほうへ飛び込む』です」

10月には完全受注販売の2026年カレンダーも発売

「そもそも日本は買春に甘すぎる」

 日本人男性が東南アジアで買春をするという事例をよく聞くし、大久保公園前の路上売春でよく話題になる“立ちんぼ”という言葉は、今となっては一般常識の如く知られるものとなっている。

「女児や女性の性的搾取」について、これまでの日本社会では問題意識が低かったが、私はもっと真剣に解決させるべき重大な問題だと思う。売春させる人間を罰するだけでなく、買う側が刑罰を受ける法律にするべきだし、顔も名前も晒されて社会的に抹殺されてほしい。

 それくらい性的搾取は女性の人生を大きく崩壊させてしまうことなのだということを多くの人に理解してほしい(男児に対する性暴力も同じ。その子の人生や、幸せの価値観を捻じ曲げてしまう)。

 ここで、性犯罪を厳しく取り締まっているスウェーデンを取り上げる。スウェーデンには買春した側に罰則があり、売春する側には社会的な支援を厚くしている。1999年に施行されたこの制度は、当時は世間の批判もあったが、今では買う側の心理を大きく変化させたと言われている。

 例えば、性を買うのは社会的に恥ずかしいこと、犯罪になるリスクが高い、ということを今では男性たちが認識している割合が高くなった。多くの性被害専門家たちが、スウェーデンのような取り組みをしていくべきだと、著書などで表明している。

 一方、日本はどうだろう。性犯罪の件数だけでいえば他国と比べて少なく見えるだろうが、それは性犯罪と認定されるものの範囲が限定的であることや、被害報告へのハードルが大きいことなどによる影響があるからだ。

 例えば、男性が同僚の飲み物や女子高生のスカートに精液をかけても器物損壊で済むし、駅や公共施設での盗撮やアスリートのユニフォーム姿の盗撮も性犯罪にカウントされていないケースが多い。どう考えたって性被害なのに、痴漢ですらろくに逮捕されないのが日本だ。

 何より、日本は依然、女性蔑視の風潮が強い。日本のジェンダーギャップ指数は、世界で118位。G7の中で最下位は当然のこと、タイやベトナム、韓国や中国などよりも下回っていて、男女格差のある国であると言える。

 自分の会社員時代を振り返ってみると、風俗に行ったことを自慢げに話す男性たち、女性をどうやって騙して呼び出すかを力説するおじさん、女はお茶汲み係と言ってくる人をたくさん見てきた。

 女性をどれだけぞんざいに、自分の思い通りに使用したかを平然と語られる世界線が、はっきり言ってキモすぎる。「日本は治安がいい」なんて、殊、性犯罪や男女平等の面においては、全く言えない。

関連キーワード

関連記事

今、あなたにオススメ

トピックス

高校時代の安福久美子容疑者(右・共同通信)
《「子育ての苦労を分からせたかった」と供述》「夫婦2人でいるところを見たことがない」隣人男性が証言した安福容疑者の“孤育て”「不思議な家族だった」
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《輝く金髪姿で再始動》こじるりが亡き夫のサウナ会社を破産処理へ…“新ビジネス”に向ける意気込み「子供の人生だけは輝かしいものになってほしい」
NEWSポストセブン
中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン