85年、「新語・流行語大賞」流行語部門の銀賞を受賞した松林さん=自由国民社提供
阪神タイガース私設応援団の初代団長で「ひげの団長」の愛称で親しまれた松林豊(まつばやし・ゆたか)さん=兵庫県西宮市愛宕山=が9月15日、がんで死去した。83歳だった。
神戸市生まれ。神戸市役所に勤務しながらタイガースの応援にのめり込み、退職して運送業をしながら全国を駆け回った。77年、十数個あった応援グループを統合して結成された私設応援団の初代団長に就任。85年に阪神が21年ぶりのセ・リーグ優勝を達成したのを見届けて引退した。
同年には、熱狂的な阪神ファンを称する「トラキチ」という言葉が「新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)流行語部門の銀賞に選ばれ、ファンを代表して賞を受けた。
家族によると、約10年前から胃がんを患い、最近は療養生活を送っていた。