在日本中国大使館は29日までに公式X(旧ツイッター)を更新。台湾有事をめぐる高市早苗首相の国会答弁の後、日中関係が悪化していることに関して、石破茂前首相が26日に東京都内で行った講演での発言を、そのまま記した。

石破氏の発言は、日中関係をめぐるもので、1972年の国交正常化以来、台湾に関する中国の立場を、歴代政権は「理解」していたという内容だった。在日本中国大使館は28日の投稿で、石破氏の発言を報じたネットニュースを引用しながら「1972年の日中国交正常化以降、台湾は中国の一部とする中国側の考えを歴代政権は理解し、尊重してきた。変えてはならないことだし、ものすごく注意しながらやってきた」と、記事で報じられていた石破氏の発言内容を、そのままポストしていた。

中国大使館のこの投稿に対し、日本維新の会で政調会長を務め、現在は「社会保険料引き下げを実現する会」代表としても活動する音喜多駿・元参院議員は28日、自身のXでに、「めちゃめちゃ利用されてますやん…(溜息)」と嘆くようにつぶやいた。

一方、一般ユーザーからは「それは君達の都合のいい解釈だ」「高市総理は何も変えていませんよ!」「北京政府の言うことをあくまで尊重してあげているにすぎず、完全に認めている訳ではないという点をもう少し考えてみては如何」などと反論するコメントが多く寄せられている。

また、「こうやって利用されるから元総理の肩書でぺちゃくちゃ好きなことしゃべってほしくない」と、石破氏に対する批判的な反応も多くみられた。