未利用公共施設の利活用への支援制度を新たに導入した福島県南相馬市は、対象第1号となる旧八沢小・八沢幼稚園の有効活用に向け、民間の視点でアイデアを募るサウンディング型市場調査を行う。12月5日まで、現地説明会への参加申し込みを受け付けている。
廃校となった校舎などの使われなくなった公共施設の民間利活用を後押ししようと、市は貸し付けや譲渡を優遇する支援制度の条例案をつくり、9月議会で可決された。貸し付けの場合は1~3年間は無償、譲渡の場合、建物は評価額の10分の1にするなどの措置を設けている。改修や機器購入、固定資産税に対する補助も検討している。
鹿島区にある旧八沢小と旧八沢幼稚園は条例制定後初の利活用施設になる。どのように有効活用できるか、民間の視点で検討するサウンディング型市場調査を実施する。寄せられた案をもとに、具体的な活用方針を決め、事業化に向け受注業者を選定する。
八沢小は鉄筋コンクリート造りで築20年、八沢幼稚園は鉄骨造りで築43年。建物のほか体育館やプール、倉庫などが備わる。事業展開の概要や活用イメージのほか地域貢献に対する考えや資金計画も調査する。
12月12日に現地説明会を開き、来年1月9日までサウンディング調査への参加申し込みを募る。同1月30日に調査結果を公表する予定。旧八沢小・八沢幼稚園をモデルに、他の未利用公共施設の利活用の促進を目指す。