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現地調査より

地震後の昨年(2024年)1月末以降、3月、5月、また豪雨後の9月、10月と継続的に能登半島の現地調査を実施してきた筆者は、今年(2025年)11月12~14日に約1年ぶりに輪島市や珠洲市を中心とする奥能登の被災地域の調査に訪れた。そこで目の当たりにしたのは、改めて被害の大きさとともに、復旧・復興への力強い歩みであった。

まず、視覚的に最も大きく変わったのは、住宅地の光景であった。被害の大きかった地域では、大半の住宅が公費解体によって更地化され、広大な空き地が広がり、風景が大きく様変わりしていた。知らずに通っていると元々更地であったように思えてしまうほどである。しかし、元々は住宅が立ち並んでいたエリアだ。とくに、今後現地に行かれる方は、「googleストリートビュー」などで、ぜひ地震前、地震後と、現在の光景を見比べて欲しい。

能登半島地震で被害が大きかった地域の変遷(横山芳春撮影・珠洲市宝立町)
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一例として、地震の揺れと津波で大きな被害があった、珠洲市宝立町付近の事例を紹介する。左上は能登半島地震前(2023年5月5日の奥能登地震後のため被災家屋がある)、右上は能登半島地震から約3か月後だが、まだ公費解体前で倒壊家屋も見受けられる。右下は地震から10か月近くであり、一部で解体が進んでいる。右下はそれから1年後の姿であるが、被災家屋の大半が解体されている。もともとは街道沿いの住宅地であった場所が、更地になっている様子がわかる。

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