こちらを先に読んでくれると嬉しい。長くてすまん。

武田羅梨沙多胡さんは、本当にシンデレラに尽くしてくれている声優です。

こんなにアイドルのことを想ってくれてるオタクが声優なこと、そうそうないと思う。

少しだけ、喜多見柚の話をします。

柚は、2011年にシンデレラガールズに登場して、
2017年に開催された第6回シンデレラガール総選挙で5位にランクインし、ボイスを獲得したアイドルです。

そんな柚ですが、その後ボイスが付いたアイドルとして順風満帆だったかと言われると、そうではなかったと思います。

柚の代表的なユニットは、間違いなくフリルドスクエアです。

たぶんモバマスでは1番レベルで人気のあったユニットで、専用イベントが出たり描き下ろしグッズが出たりかなり愛されていたユニットだったと思います。

ただ、このユニットって柚しか声がついていなくて、そうなるとデレステだったり各種媒体との相性が悪かったんですよ。人気はあったんですが、モバマス→デレステへの移行がされるにつれて、コンテンツの供給の方式とは合致しなくなってしまった、っていうまあちょっと色々複雑な事情のあるユニットです。

ってことで、柚=フリスクっていう等式が成り立っていたので、公式も柚の他のユニットを出しづらかったんだと思います。
そんなわけで、ボイスが付いてからもユニット楽曲に恵まれなかったり、なんでかイベント報酬に全然選ばれなかったりとか色々あったんですが、一つ取り上げるならシンデレラマスターが出なかったことでしょう。

シンデレラには、CINDERELLA MASTERっていうソロ曲のCDシリーズがあります。
大半のアイドル(今のところ72人)はこれでソロ1曲目が出るんですが、そうじゃないアイドル(今のところ26人)もいます。
柚はこの26人のうちの一人です。ショートアニメの挿入歌という形でソロ曲「思い出じゃない今日を」が実装されました。(ちなみに本当にガチのマジで神曲です)

これ、シンデレラマスターで出るか否かでどういう違いがあるかというと、
・書き下ろしジャケットの有無
・ドラマCDの有無
・デレステでのストーリーコミュ実装の有無(例外あり)
・CDシリーズ「jewelries」(新曲2曲+カバー曲が出る)参加の有無
・ソロ2曲目実装可能性の有無(例外あり)

こんぐらい違います。
個人的には、ジャケットの有無はすごく大きいです。
アイドルをプロデュースする、ってお題目のコンテンツで、担当アイドルのソロのCDがお店に並ぶって経験としてめちゃくちゃデカいと思うんですよ。プロデュースしてきて良かったなあって思う瞬間だと思います。

で、柚のソロ曲が入ってるCDのジャケット、これです。

柚がジャケットに写ってないです。これじゃあね…。
シンデレラマスター以外でソロが出る例、だいたいはコミックス特典か表題曲があるCDのカップリングなので、念願の担当のソロ曲CDって感じはしづらいです。
全員この扱いなら納得するんですが、前述の通りボイス付きアイドル99人中72人はシンデレラマスターが出てるのでハズレくじを引いた感が否めません。

しかも、柚が声ついた2017年当時はシンデレラマスターの登場ってだいたい選挙で声ついたアイドルの順番待ちって感じだったんですよ。事実、柚の1コ前の第5回総選挙で声ついた4人は全員シンデレラマスター出てます。
それが、まあ、新アイドルの登場あたりでぐちゃぐちゃになっちゃったので柚は本当にタイミングに恵まれなかったと思います。

んでよ。ソロ曲が出た時の武田羅梨沙多胡さんのツイート、見てくださいよ。

自分でファンアートでジャケット描いてきたんですよ。
本当に、本当に喜多見柚に、シンデレラガールズに尽くしてくれている人だと思います。

ちなみに、デレステ実装にあたって一応ソロ曲のジャケットは制作されてます。書き下ろしじゃなくてSSRイラストの流用ですし、ゲーム内だけなのでCDについてたり配信されたりとかはないんですが。

そのジャケットが全員分入ったアルバムがこの間発売されることになったんですよね。10000円で。

コンテンツの奴隷というのは、まっこと恐ろしいものぜよ。

ちなみに、自分の担当のソロ曲が収録されたCDは、担当が出てないTVアニメのサントラ(8580円)でした。
ソロ曲のCDを買ってジャケットを手にいれる、それだけの行為に2万弱払ってます。
我ながらよくこんなコンテンツについていってるなと思う。でも、世界一大切な女の子がこのコンテンツに居るんだから、しょうがないじゃないですか。

すみません。私怨が出すぎてしまいました。

全てに恵まれたアイドルではなかったこと、そんな中でも担当声優の一心な愛を受けて進んできたアイドルであることは多少なりとも伝わったと思います。

はい。本題です。
あのお気持ちnoteを見た人はご存知の通り、2023年にモバマスのサービスが終了し、2024年以降はデレステの規模が縮小しました。

柚は、2024年以降の縮小以降、新曲がありません。
どころか、2023年11月に登場した楽曲「Teeenage☆Groovin'」も2年ぶりの新曲だったので、柚はこの4年間で1曲しか曲が出ていません。

柚は、2024年以降の縮小以降、カードが実装されませんでした。
そしてイベントやカードに伴わない供給としてこれまではデレぽやシンデレラガールズ劇場があったのですが、これらは縮小時に更新を停止しました。
つまり、縮小以降、ゲーム内で柚のアイドルとしての活躍が見られた場所は、190人共通に用意された出番しかありません。
なおゲーム外はあります。西武ゆうえんちコラボ、あって本当によかったね。

柚の2024年以降のボイスを伴う登場は、一部のコミュに脇役として登場したのみです。
つまり、武田羅梨沙多胡さんは、この2年間、柚がアイドルとして活躍する歌やボイスは収録していません。

本当に2024年以降のシンデレラってヤバいんですよ。

その上で、もう一度最初に貼ったツイートを見てほしいです。

声優としての登壇やライブはあるにせよ、この2年間はロクに収録に呼ばなれることも無かったコンテンツです。
それが、こんな状況になっても、どうしてここまで真摯にアイドルのことを想ってくれているのでしょう。涙が出てきます。

今回は、武田羅梨沙多胡さんのツイートを見て我慢しきれなくなったので柚のことを書きましたが、これは柚だけに起きている問題ではありません。

2024年以降、ぱたりと供給の途絶えたアイドルは本当に挙げていったらキリがないほどいます。

そして昨日の記事には書きませんでしたが、この供給の途絶えたアイドルのほとんどは、先日のシンデレラガールズフェスに登場した34人には選ばれていません。

自分は来年のxRに登場することが決まっているのと、ある程度はコンテンツの先を見据えているのでシンデレラガールズフェスのことをエスポワールと捉えていましたが、到底そうは思えない人たちも沢山いるはずです。
またこれか、って。

これ何度も言ってるんですが、ある程度人気商売なのはしょうがないですよ。
でも2024年以降のデレステの状況は、ある程度の次元は超えてます。
これをユーザー全員がおかしいと思ってくれないと状況は変わらないし、だからあのnoteを書いたんですよ。
まあ結局デレステは何も変わらないまま終わったんですけど。

今ってみんマスじゃないですか。
それこそMOIW2025が今度ありますし、だから横の展開って嫌でも見えちゃいます。
学マスは超絶好調で、シャニは一度コケたシャニソンが再起の機会をもらって、SideMは本当に絶望の淵から這い上がって、みたいな。(追記:ミリオンに触れてなくて怒られたので触れておくと、52週連続ソロコレが本当に羨ましいです)
そんな中でデレは外向きは平然とした顔して、コンテンツの実態は今書いた通りなので、マジでしんどいっす。だからフェスのDJで学マスの曲流されるの本当に嫌だったんだよ。

2023年のあのときのSideMの雰囲気って、本当に絶望というか最悪だったと思うんですが、あそこまでの雰囲気になったからこそ運営とユーザーが危機感を共有できて再起を図れたところもあると思います。
なんかあの時と違って、今のデレが未だに危機感を持っている気がしません。本当にやばいと思ってたら詳細発表放送2026年春とか言い出さないって。

デレの声優がそういったそぶりを見せないのは優しさだと思いますが、だからこそユーザー側が言っていかないといけないんじゃないかと思います。
自分はこの危機感がユーザーないし運営に伝わるまで、こういう発信を続けると思います。

いっぱい書いたけど、結論は、

本当にアイドルを大切に想ってくれてる声優さんのことぐらい、もっと大事にしてほしい。