成田空港周辺の開発用地への出資を募る、不動産投資商品「みんなで大家さん」を巡る問題を受け、立憲民主党の国会議員らが12月3日、事業の土地とされる千葉県成田市内の現場を視察しました。
問題となっている不動産投資商品「みんなで大家さんシリーズ成田」は、成田空港周辺で商業施設などの開発用地への出資を募るものでしたが配当の支払いに遅れが生じ、全国の出資者が資金の返還などを求め集団訴訟を起こしています。
立憲民主党は11月、谷田川元衆議院議員を座長とした被害対策ワーキングチームを設置していて、3日はチームの役員3人が現地を視察したということです。
視察は非公開でしたが、視察後に取材に応じた谷田川議員は、成田空港会社が土地の賃貸借契約を終了したのに対し、成田市が土地の開発許可の延長を受理したことに触れ、「成田市がしっかり検討したか疑問が残る。説明責任を果たしてもらいたい」と話しました。
そのうえで今後、ワーキングチームでは成田市へのヒアリングや国交省の対応の確認など、事実関係の調査を進めるのに加え同様の問題が起こらないよう、法整備に向けた取組を進めたい考えを示していました。