「万博コスプレ」にSNSで非難が殺到…2025年に最も炎上したコスプレイヤーが明かす「コスプレで会場を訪れた理由」
マルシルが好きな理由
――鹿乃さんは「ダンジョン飯」のマルシルのコスプレで大阪・関西万博を訪問し、炎上に見舞われました。炎上については後ほど伺うとして、マルシルのコスプレにハマった経緯を聞かせてください。 鹿乃:もともとマルシルが大好きだったので、意を決して衣装を買ったんです。最初は、似合わないかなと思っていたのですが、撮影をしてみたら凄く楽しかったし、カメラマンさんがとてもいい写真を撮ってくださったんですよ。 そこで、その年の夏コミでもコスプレしてSNSに画像をUPしたら、凄くバズったんです。このときのバズりは炎上ではなく、いい意味でのバズりでした(笑)。 ――マルシルのどんなところが好きなのですか。 鹿乃:努力と勇気の塊みたいな人なんですよ、マルシルは。攻撃魔法も回復魔法も、蘇生術も使える。調薬もできる。そして禁忌の黒魔術も、人の役に立てるために研究している。そういった能力をただの自己満足で終わるのではなく、社会に還元しよう、みんなのために役立てようと考えるのが、マルシルの凄いところだと思います。 一方で、人間臭さもあるのが彼女の魅力。とても素直でまっすぐなので、彼女が泣く理由にはいつも凄く共感できます。頑張りすぎて空回りしたり、知識に頼りすぎて失敗したり、鈍臭いところも共感ポイントですね。なんにしても、彼女の笑顔を見るとなんだか私も笑顔になっちゃいます。あとは、何と言っても表情が豊かなところですね(笑)。
マルシルは変顔をするキャラ
――鹿乃さんは、マルシルのコスプレをしたとき、いわゆる変顔もしますよね。 鹿乃:私が変顔をすると、イメージを壊していると言われます。でも、そういう方のほとんどは、原作を読んでないんじゃないかと思います。私はとにかく原作準拠で、原作に近づけるようにしていますから。一口に変顔といっても、いろいろあるんですよ。眉毛の形とか、瞼の使い方とか、口角とか、細かいところを試行錯誤しています。 今では、私がコスプレをすると土台から否定されてしまうようになりました。でも、コスプレは周りに迷惑をかけなければ、自由にやってもいいと思うんですよ。原作者さんが嫌がらない限りは、個人の活動を否定する理由はないと思うんですよね。 ――大阪・関西万博の炎上に至るまでの間に、別の炎上は経験してないんですか。 鹿乃:去年の年末、知り合いのコスプレイヤーに逆恨みされてしまい、デマを流されたことはあります。それでも、万博のときは炎上のスケールがまるで違いましたね。4月21日に万博に行って、夜中の12時半にブログ記事をXにUPしたら、翌22日の夜ぐらいからめちゃくちゃ燃え始めました。 「万博にコスプレで行くなんてけしからん」「常識がない」「人目に触れるのはどうかと思う」といったコメントが殺到しました。