聴覚処理が苦手な私にも「す~っと入ってくる話し方」ができる人の特徴
今日はねぇ、朝10時から塾の保護者会だったんです。
さすがにもうね、次男の中学受験まであと2ヶ月なんで、土曜の朝からかったるいですけどサボらず行きます。
国語、算数、社会、理科の先生からそれぞれ一人30分ずつ、
●あと2ヶ月をどう過ごすか、その心構え
●塾ではこういうふうに仕上げていきます
●保護者の皆さんにはこういうサポートをお願いします
といったお話がありました。
でね、どの教科の先生も特に配布資料もなく、ペラペラペラ~っと早口でしゃべっていくんですね。
私は完全なる「視覚優位」タイプなので、聴覚処理が苦手です。
おそらくAPD(聴覚情報処理障害 / 音は聞こえるのに「内容を理解する」のが難しい状態)的なものも、ごく軽~く持ってるんじゃないかという気もしています。
パワポや板書を使って説明してもらえると、ぐいぐい水を飲むように入ってくる情報も、ひたすら耳のみで聴いていると無味乾燥な情報の羅列にしか感じられなくて、こぼれ落ちていきやすい。
でも今日いろんな先生の話し方を聞いていて、「こういう風に話してもらえると、聴覚処理が苦手な私にもす~っと入ってくるんだな~」と思える話し方の特徴がいくつか見えました。
【わかりやすく聞ける話し方の特徴】
●最初に「これから何を話すか」概要の提示がある(→これがあると脳内やノートにマッピングして、情報を配置しながら聞ける)
●「これだけはやってほしい! ということを今から3つ言いますね(=重要)」とか「これは余談ですが(=さほど重要ではない)」など、重要度や緊急性がわかる枕ことばをつけながら話してくれる
●情景が浮かんでくるようないきいきとした話をまじえて、メリハリをつけてくれる(子どもたちの現状の様子や、例年の失敗談、現場のトレンドなど)→脳内で映像化しやすい
●「これはあまり大きな声では言えませんが……」とか「実は私にも2人子どもがいまして……」など、内緒話や先生の自己開示を時折まじえつつ話してくれる(話題の転換点がはっきりしているので、一つひとつの情報が分離・強調されやすい)
この逆に、オチなし山なしメリハリなしで、お経みたいに話す先生もいたりして、僭越ながら「これは普段授業を聞いている子どもたちも大変なんじゃないか?」と感じたりもするわけです。
●話の切り替わりポイントが見えにくい
●今話しているトピックを、どういうつもりで聞けばいいのかわかりにくい(マストな話なの? 努力目標なの?)
こういうのは、耳で聞いた情報が脳内で立体的に立ち上がっていかなくて、特にしんどい……。何度か幽体離脱しかけてしまいました。
しかしこれって書きながら気づいたのですが、視覚優位とか聴覚優位とかだけの話じゃありませんね。私が「構造のない話」や「手触りのない話」が苦手なタイプということでもあるのかも。
さらに言えばこういうのって、話す側の「技術」もあるかもですが、「相性」というのも絶対ありますよね。
私は「話の重要度や構造が見える話し方」「雑談や現場感をまじえたライブな話」がないと、脳の中にビジュアルが描けなくて退屈したり迷子になったりしてしまうんですけど、逆にそういうのがノイズになってしまう「要点だけ言ってほしい派」もきっと少なからずいますもんね(夫はそっち派)。
皆さんはどんなタイプですか?
これは「塾の保護者会」だけの問題ではなくて、仕事のプレゼンや営業トーク、家庭で子どもと会話するときにも通じる話でしょうし、なんならnoteの書き方にも思いっきり通じる話だと思うのですよね。
退屈させずにわかりやすく伝えられる、コミュニケーション上手でありたいものです。
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