厚労省が刑事事件で有罪判決の医師、歯科医師らの処分決定 免許取り消しや業務停止も

厚生労働省=東京・霞が関
厚生労働省=東京・霞が関

厚生労働省は3日、刑事事件で有罪判決を受けるなどした医師と歯科医師計32人の処分を決めた。医道審議会の答申を受け、4人を免許取り消し、16人を業務停止3年~3月とした。17日に発効する。3人が戒告、9人が厳重注意となった。

厚労省によると、免許取り消しの前橋市の八木秀樹医師(53)は平成30年9月、群馬県太田市の工場で行われた定期健康診断の診断スペースで、複数の女性従業員の体を触るなどしたとして、準強制わいせつ罪で有罪判決を受けた。

長崎県佐世保市の小柳伸也歯科医師(64)は令和4年、熊本県玉名市の医院内で患者の胸を触るなどしたとして、強制わいせつなどの罪で有罪判決を受けた。東京都中野区の薊潤一郎歯科医師(58)は覚醒剤取締法違反罪、大田区の山里学歯科医師(51)は、同法違反と大麻取締法違反罪で有罪判決を受けた。

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