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上杉昇さんUnofficialブログ ~Fragmento del alma~ 

変わりゆくSOUND 変わらぬSOUL



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●シングル「Secret Night」を聴いたときから、なんとなく予感はしていた。
WANDSの次のアルバムはロック色の強いものになるのでは・・・・と。
そしてついに完成した彼らの4th「PIECE OF MY SOUL」は期待をはるかに上回る素晴らしい
ロックアルバムであった。純粋で、芯の通った主張があり、心が掻き立てられる勢いのある
音に彩られている。このサウンドの変化は昨年のライブがきっかけになったのだという

木村さん:それまで自分の居場所がわからなかったのが、ライヴをやることで進むべき方向が
見えてきましたね。

柴崎さん:ギターをはじめたときの憧れや衝撃っていうのを思い出した気がする。
以前は”どうやったら歌のメロディが際立つか”とか考えていたけど、”歌とぶつかってもいいじゃん!”
ぐらいの気持ちになって。今までは”歌とカラオケ”的な考え方が多少あったかもしれないけど、

今回はもっとバンド的なサウンドで主張しあってる音をつくりたかった

●という主旨で、今作はすべてドラムとベースを加えたバンド形態でレコーディングされている。

上杉さん:今回のアルバムは、かなり自分本意かもしれない。でも、その自分を受け入れられたときの
喜びは、きっと今までより何十倍も大きいと思う。
それにサウンドはロック寄りだけど根っこは変わってないから

●彼の中の変わらない根っこの部分。それはロックのもつ繊細さなのだという。
彼はそこにひかれ、歌い続けるのだと。

上杉さん:僕はもともとハードロックが好きで、ずっと聴いてきたんだけど、ハードロックって
”汗くさい”とか”野蛮”っていうイメージがあるじゃないですか。
でも、俺はハードロックという音楽はすごく繊細な部分を秘めたものだと思ってるんですよ。

たとえばバンドの主張したい世の中に対する怒りや不満にしても、なぜ怒りがわくのかというと、
自分が生きていく中でいろんなものに傷つけられてそこからわいてくるわけで。そういう意味でも
ロックってすごく繊細なのに

●そう、ロックはもともと非常に純粋な音楽だった。今でこそビジネスとして成立する
エンターテイメントだが、始まりは”激情に突き動かされた叫ばずにいられない。金も社会的地位も
関係ない、好きな音を出したい”という衝撃だった。今作では上杉は、怒りや悲しみ、孤独・・・etc
をストレートに吐露している。自分の内面をえぐるようなことばの数々は、これまでの彼の歌詞
とはまるで違った切実さをもって聴き手に迫ってくるのだ。無責任に無遠慮に人を傷つけるヤツへの
怒りをアイロニカルに歌う「FLOWER」異端者の悲しみを醜いアヒルの子にたとえた「Crazy cat」
汚れた現実に麻痺させられそうな魂の苦悩を歌うタイトル曲。そこには口先だけの気休めは微塵もない。
ラストの「MILLION MILES AWAY」で彼は、疲れ果て痛む心を”粉々に砕けたガラスのようだ”と
歌う。しかし同時に”だけどまだ白い旗は上げない・・まだ終われない・・だから僕はひとりきり行こう”
と決意新たにしてみせる。くだらないヤツらのために、自分たちの大切な音楽を投げ出してたまるか。
この曲からはそんな音楽への強く純粋な愛情が突き刺さってくるようだ。そして、原点に立ち返り、
信念をもってつうくられた今作からは、WANDSというバンドの今の姿がリアルに伝わっってくる。

上杉さん:今やっと一人前のバンドになれたっていうかね。気分的には今回が1stアルバムみたいな
感覚もあるんだ。

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