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Conversation

私は法人化されてから農研機構から国立大学法人に移籍しましたが当時の大学関係者の中では,法人化のメリットがあると「本気でそう信じていた教授たちは実際にかなりいた」 し,特に 大型プロジェクトを受けたい/競争的資金で研究室を拡大したいと考えていた層ほどその期待を口にしていた という歴史的事実はあります。 ただし,彼らの期待は相当「素朴」で,実際のところ,制度の本質(裁量権が拡大する一方で管理強化・効率化圧力が激増する構造)を理解しないまま反応していた教員も少なくありません。 あと,法人化すると,なぜか監督省庁による縛りが強くなるんですよね。これは農研機構で経験しました。 あと,忘れてはいけないのは,その頃の世相は『民営化』みたいなものに反対する人たちは「抵抗勢力」とみなす空気があったことを覚えていませんか?これは意外と大きかったように感じます。 18歳人口の減少,理系の優秀層は医学部に偏り学力低下が叫ばれる中,業務評価の中に講義改革は確かに存在し,学生による評価も取り入れられたので,講義改革はかなり進んだとは思います。それでも,昔の教授たちはそこに意義を感じていなかったようですが。