【所信表明】【拡散希望}】
吉川飛空(ヨシカワヒタカ)、芸術家です。いつ凍結されるかわからないため、言える範囲での現状報告を行います。
◎先日、読売新聞をハツに、法の執行機関である警察より、生成AI(Stable Diffusion)を用いた画像の著作物性を認め、著作権侵害で犯人を送致したという旨の報道発表が為されました。
◎先日、多くの方々が例の画像をご覧になったでしょう。この画像は紛れもなく私の作品です。(警察を通じ、各メディアにはけいさいきょかをだしております。)無論、判決例が出るまで個別具体の事例については一切言及しません。プロンプトなどもその中に入っています。これは当然の事だと皆さんご納得頂けておりますようで安心しております。
全てが終わり次第、許された範囲の情報は全て公開することをお約束いたします。
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一方、私の主張が一部歪曲されています。
①私はデジタルアナログ問わず絵を描き、概ね9種類の楽器を演奏します。私にとってStable Diffusionはその中の道具のひとつでしかありません。(先天性の色覚障害を持っていますが、世界は白黒に見えていません。)
②「AIによる生成物は何でも著作物になる」とか「クリエイターの権利が崩壊する」「こんな判決例が通れば何でもありになる」そのような声がXではごく一部の界隈で反響していましたが、無視してください。そもそも刑事告訴のプロセスを知っていればわかると思いますが、そんなことになる告訴状や調書は受理すらされません。
私も、警察も、県警本部のサイバーセキュリティ対策課も、検察も、司法も、世論も流石にそこまで愚かではありません。
仮に刑事裁判が行われ、判決例ができたとして、
①正しく道具としてAIを創作に用いる人々を保護し、文明を発展させる礎となる第一歩となる可能性がある。
②狙い撃ちLoRAやi2iのみならず、さらに多様化していくAI悪用者に対し、被害者が泣き寝入りする事なく刑事処罰をスムーズに求める前例となる可能性がある。
③現在空中分解しつつある民事訴訟にも、一つのラインを引く事ができ、全身が見込める。
いわば「どの立場の人も一歩前進できるし、泣き寝入りも減らせるし、スムーズな法整備が行われる判決令」となるように、1年以上に亘り相談に相談を重ねた結果、執行機関に法的因果関係の証明を果たした、と言うことです。
無論、本件はデッドコピーですので、あくまで礎にしかなりません。しかし「生成AIの精製物に著作物性が認められた第一例」となれば、ある一定のラインが引けることは間違いありません。
クリエイターの定義は変容していくものです。アシスタントよりも1桁違うレベルで漫画家が多い現状で「何が正しい使い方なのか」をきめるのは結局のところ主権者たる国民です。
線が引かれれば和解は完了します。その1本の線を引くのに1年以上かかっていますけれども。
とにもかくにも、これが今のわたしの現状であり、多くの人に知ってほしいところであります。
どうか拡散お願いいたします