マッチングアプリ「ゼクシィ縁結び」が生き残れなかったワケ 必須じゃない“安心安全”?マチアプ疲れも影響?
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■カジュアルな出会いか、安心安全か 「数年前から『マッチングアプリ疲れ』というワードがネット上で出回るようになりました。多くのアプリでは、出会うまでに何度もメッセージをやりとりしなければならず、時間がかかるうえに、結局誰とも出会えない可能性もある。『効率が悪いから』と確実な出会いがある場所に行くという人が増えてきています。実際に、ある自治体の婚活パーティーでは参加倍率が6倍というケースもありました。カジュアルな出会いが求められる一方で、やはり運営者や仲人といった人が介在する、“安心安全”を求める人も一定数以上いますから」 マッチングアプリのライバルはアプリのみではない。出会いに求める形は常に変化している。「ゼクシィ縁結び」は昨年まで3年連続でオリコンの顧客満足度総合1位を獲得し、他のアプリとの差別化は図れていたとの見方もあったが……。古参ならではの安定感や堅さが、近年のトレンドには“あだ”となったのかもしれない。 (AERA編集部・秦正理)
秦正理
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