8/28 作者(ブルアカ初心者)の知識不足だったために一部変更(主要キャラの各学年が合わないため)
9/4 一部文章追記
11/13 一部文章変更
運び屋は元アリウス分校生徒からカタコンベの場所を聞き、礼としてセントリーボット(ミニガン両手アーム、ミサイルポット装備)二体とMr.ガッツィー(.44マグナムマシンガン装備)四体を護衛に置いてきた。
カタコンベに着くと墓場を通って迷宮へと入っていく。運び屋は左手の法則を使って素早く迷宮内を四十分程走り続けて、出口らしき場所に辿り着く。そこには文字の羅列と四文字のアルファベットが等間隔で並べられ、文字の下にボタンがある謎の壁があった。ボタンを押すとアルファベットが変わる仕様だった。
「えーと、『新約聖書の最後に配された聖典の著者』?俺、“ヨハネの黙示録”しか知らんのだが?」
運び屋は悩んだ末、ボタンを押してアルファベットをJ・O・H・Nにすると音を立てて扉が開く。
「何で?何で“失地王”が正解なんだよ」
新約聖書からヨーロッパを連想させ、すぐ出てきた“失地王 ジョン(John)”を入れて開いたので、運び屋は困惑するが開いたのでよしとする。
扉の先に進んで出口に着くと、目の前に廃れた中世の大教会のような建物が現れる。運び屋はステルスボーイを起動して建物の中に潜入した。
内部は外見よりも破損少なく、訓練場で生徒達が格闘・射撃訓練といった各種訓練を行っていた。しかし、教室には誰もおらず、ましてや机や椅子、教卓もない殺風景な部屋ばかりだった。
歩き回って探索しながら訓練場を見やれば、後のアリウススクワッドリーダー“錠前 サオリ”がいた。格闘訓練をしていたが、突然、運び屋の方に顔を向ける。運び屋はすぐ物陰に隠れてステルスボーイを確認するが、まだ効果時間内だった。
しかし、念のため新しいステルスボーイを起動して探索を再開する。
「どうしたの?」
「いや、何でもない」
当のサオリは、視線を感じたものの気のせいだと思って訓練を再開した。
運び屋は地上階にベアトリーチェが居ないこと確認し、一階をもう一度探して地下室を発見する。地下室に入ると長い通路があり、通路の先から音が聞こえてくる。音の発生源に近付いていくと、ロープを叩き付けるような音がしていることが分かる。
そして、音のする部屋のドアを少し開けて中を見れば、両手両足を鎖で繋がれた生徒が赤い肌に白いドレスを着た女、“ベアトリーチェ”に鞭で何度も叩かれていた。ベアトリーチェは生徒に罵声を放つが、鞭を撃たれている生徒は無反応だった。
「チッ、死んだか。まぁいい、次はお前だ」
「殺らせる分けねぇだろ」
運び屋はステルスボーイを起動したままドアを蹴り開けて中に入る。ベアトリーチェは突然ドアが開いたこと、声がしたことに驚く。運び屋はドアから部屋に入ると、そのまま真っ直ぐに進んで殺されたアリウス分校生徒の前で止まる。
「な、なんだ!誰かいるのか!」
バスンバスンッ
運び屋はベアトリーチェの問いに鉛弾で答えた。Auto5(サイレンサー・ロングチューブ付)から放たれた20ゲージバックショットマグナム弾の四つの鉛球が、ベアトリーチェの両膝を粉砕する。
「アァァァァァッ!あ、足がぁぁぁぁッ!」
「やっぱ12ゲージみたいに一発じゃ吹き飛ばせないか」
倒れて泣き喚くベアトリーチェに運び屋は20ゲージ弾が12ゲージ弾と比べて威力が低いことを再認識する。そして、ステルスボーイを切って姿を表すとベアトリーチェに近付いて行く。
「!?お、お前は誰だ!どこから入ってきた!」
「んなことより、あんたとって“子供はどういう存在”だ?」
「今それどころじゃn『バスンッ』あぁぁぁぁぁッ!」
すぐに答えないベアトリーチェに運び屋は右腕の肘を撃ち抜く。
「早くしろ、次は左だ」
「グゥゥゥッ、わ、分かった。“駒”よ!コイツらは大人に使われるしかない“駒”だ!それを、私は有効活用してるだけよ!」
痛みに耐えながら怒鳴るベアトリーチェ。運び屋は溜め息を吐くと、レッグホルスターからM1911A1を右手で引き抜いて素早くベアトリーチェの頭部に三発撃ち込み、止めとばかりに左手でAuto5から20ゲージバックショットマグナム弾を二発撃ち込む。
ベアトリーチェの頭部の上半分をぐちゃぐちゃにすると、運び屋は鎖で繋がれた生徒三人を救助する。しかし、一名は既に死亡。もう一人も治療が間に合わず、息を引き取った。唯一、鞭打ちを免れた一人だけ救うことができた。
「あ、あいがほうごはいまふ」
「無理に喋るな、顎にヒビ入ってんだぞ」
拷問部屋の外で壁に寄りかかりながら座って感謝の言葉を述べる生徒に運び屋は、包帯を巻いてあげながら注意する。治療が終わると、地下室の入り口の方から数人がやってくる。
運び屋はPip-Boy を操作して、背負ってる武器をAuto5からM60に交換する。そして、M60を手に取りチャージングハンドルを引いて射撃準備を整え、手当てしたアリウス分校生徒の前に立つ。そして、三人のアリウス分校生徒が現れる。一番後ろには、錠前サオリがいた。
「!!動くな!誰だ、お前は!」
「答える前に一言。そこの部屋で“マダム”を殺した。嘘だと思うなら確認してみろ」
それを聞いて、目の前のアリウス分校生徒が目を見開く。目の前のアリウス分校生徒は左隣の生徒に目配せすると、その生徒は運び屋に銃口を向けながらゆっくり扉に近付いて中に入る。
しばらくの間、無言の状態が続く。数分後、ベアトリーチェをの死体を確認したアリウス分校生徒が扉から出てくる。
「“マダム”が、死んでた」
そう言って手にしているアサルトライフルを地面に落とし、膝をついて俯く。運び屋の目の前にいるアリウス分校生徒も銃を下ろす。
「つまりだ、お前らは“解放”された。もう、やりたくもない命令に従わなくていいし、腹一杯飯を食うことだってできるんだ」
「……そうか、………そう、か」
目の前のアリウス分校生徒はアサルトライフルを手放して、膝をついて泣き始める。一人は呆然と、もう一人は号泣してる場面を見て、サオリは困惑していた。
「取り敢えず、銃を下ろせ。錠前さん」
「あ、ああ、って何でワタシの名前」
「まぁ、俺の神秘みたいなもんで君の名前が分かった。と言っても名前だけだがな」
お互いに銃を下ろして、警戒体制を解除する。
「それで、あなたはこれから何をするの?」
「言ったろ?“腹一杯飯を食わせる”、先ずはそこからだ」
「……その後は?」
「君らの使ってる寮やら設備やらを修理、新設して環境を改善する。あと、装備の更新もするか。ついでに一人一人の銃をソイツ専用のカスタマイズを施したり、な」
「できる、のか?」
「できるかどうかじゃなくて………やるんだよ!」
俯きながら問いかけるサオリに、運び屋は力強く答える。サオリは顔を上げると、目を閉じてその直後に覚悟を決めたような表情をする。
「分かった、今からあなたに従う。“ボス”」
「OK、なら錠前さんはこの子を地上に行くまで手を貸してやってくれ。あ、その前に無線とかあれば地上の子らにもこの事、伝えてくれる?」
「了解!『“A32-3”からHQへ』」
運び屋はM60を肩に背負うと、サオリが無線で連絡している間に目の前のアリウス分校生徒に話しかける。
「泣いてるとこ悪いが、まだ色々とやらなくちゃならない。君はそこで呆然としてる子に肩を貸してくれないか?」
「グスッズズッ、……りょうがい、ボス」
泣き声で返事をすると、その生徒は呆然としてる生徒に声をかける。
運び屋は部屋に戻ってベアトリーチェの前に行くと、念のためM1911A1の残弾をすべて心臓部に撃ち込んで再装填してから服の襟を掴んで引きずって行く。部屋を出ると、サオリが顎にヒビが入っている生徒を背負い、泣いていた生徒が呆然としてる生徒に肩を貸していた。
「ボス、今の銃声は?」
「コイツの心臓に弾を撃ち込んだ。頭と心臓を破壊すれば、もう生き返ることはない」
「いや、ヘイローの無い人間は頭を撃てば死ぬんじゃ?」
「頭を撃たれても死なないヒト型の化け物と戦ったことがあってな、だから殺した奴の心臓も破壊するようにしてる。それより、無線の反応はどうだ?」
そう聞かれ、サオリは顔を振る。
「まったく聞き入れてもらえなかった。ましてや、“敵に絆された裏切り者”と言われた」
「コイツの恐怖政治の影響か。この死体をまじかで見るまでは信じないだろうな、さっさと持っていこう」
そう言って、運び屋は死体を引きずって地下の出口を目指す。サオリ達も後に続く。
地下への出入口に着くと、そこには銃を向けたアリウス分校生徒達がいた。運び屋は引きずってきたベアトリーチェの死体を見せると、全員が狼狽える。運び屋はそのまま思考停止している生徒達を無視して広場に持っていき、衆目の前に死体を晒す。
「君達を虐げていたマダムは死んだ!俺が殺した!これからは俺が君達を導く!」
運び屋は高らかと宣言する。アリウス分校生徒達は突然のことにざわめきだすが、そのうちの一人、槌永ヒヨリが声を上げる。
「じ、じゃあ、もう叩かれたりしないん、ですか?」
「無い!それに加えて、腹一杯の飯、建物の修繕と改修、装備も一人一人合ったものに更新・カスタムを行う!」
「お、お腹一杯、ごはんが食べれるんですか!」
「ああ!たらふく食わせてやる!」
それを聞いたヒヨリは泣いて喜ぶ。周りにいる生徒もつられて泣きながら喜んでいたが、一部はまだ受け入れ切れていないようだった。
「すぐに受け入れるのは難しいと思う!取り敢えず、飯を食おう!先ずはそれからだ!」
運び屋は、そう言ってPip-Boyから大きい布を取り出すと、死体の上半身に被せる。そして、目の間で泣いている生徒の一人から食堂の場所を聞いて向かい、ボロボロの食堂を見てすぐにワークショップを設置して簡易改修を行って生徒達に飯(バラモンステーキ・野菜スープ・ヌカコーラ(放射性物質除去済み)等)を振舞う。食堂の外に簡易救護所を作って医療用ベッドを設置して顎にヒビが入った生徒を寝かしたり、軽傷を負っている生徒の手当てなどした。
その後、逃走した元アリウス分校生徒を連れてくる時にひと悶着あった(約二名、生命の危機に瀕した)ものの、運び屋の仲介の元、和解して共にアリウス分校の再興に取り組んだ。
運び屋がアリウス分校の指導者として再興を手助けし始めて半年が経つと主要キャラのアリウススクアッド四人が二年に上がったが、同時にブラックマーケットで新たにヘルメット団“ロナーヘルメット団”が組織された。また、そのヘルメット団のリーダーはヘイローが無いとの情報を得る。運び屋は、危険を承知で単独でそのリーダーに会いに行くと、外骨格スーツを身に纏った男だった。ワッペンを見ると、黄色の放射能マークが付いており、S.T.A.L.K.E.RのLoner所属ののスタルカーであることが分かった。
試しに合言葉を言うと、お互いにすべて答えられ、かつての弟(転生後の名は”アルチョム“)だと分かって嬉しさのあまりお互いに抱き締め合う。そして、お互いの転生後の話をしてスタルカーらをアリウス分校に運び屋は誘うが、スタルカーはしばらくこのままでやっていくことを話し、代わりに定期的にアリウス分校で模擬戦をやる約束をした。
さらに三ヶ月が経過したある日、あの大事件が起こる。
その結果、各学区で襲撃事件が多発することになる。また、これを受けて運び屋とスタルカーは後に起こるD.U.郊外にある連邦生徒会所属“連邦捜査部S.C.H.A.L.E”の奪還作戦に参加することを各々の抱える生徒たちに参加のメリットとデメリットを伝え、参加の了承を得る。
そして、連邦生徒会自治区全体の鎮圧活動に各生徒の半数を派遣、残り半数を学校及び支配地区の防衛に充てる事。奪還作戦にはアリウス分校から運び屋とアリウススクアッド四名、ロナーヘルメット団からスタルカーとアリウススクアッドに習って編成したロナースクアッド四名の計十人が参加することになった。
奪還作戦当日まで連邦生徒会自治区に専門訓練を修了した卒業生を派遣し、秘密基地を確保して無線傍受を行うこととなった。そして、参加人員が到着後の僅か二日後に奪還作戦が決行された。共に無線を傍受していた運び屋が叫ぶ。
「アリウススクアッド出撃だ!」
「「「「Yes,Sir!」」」」
「よし!ロナースクワッド、出るぞ!」
「「「「Урааа!」」」」
お互いの掛け声と共に運び屋達は出撃するのだった。
次回は弟編、だったんですが先に本編を出します。
原作開始前より先に本編書いた方がいいですか?
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書いて欲しい
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このままでいい
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どっちでもいい