思いのままに生きてみろ。
神戸在住の女性O様から「坂爪さんにお会いしたいから一緒にマジックバーに行きませんか」とご連絡をいただいた。マジックバーに行ったら会話なんかできないと思うが大丈夫なのかなと思ったが、どうなるか見ものだと思ったので行った。決めつけは良くない。行きたい場所ではなく、行きたいと思ったことさえない場所に行くことで人生は広がる。そう思って行ったら、人生が詰んだ。
マジシャンは、よかれと思って次から次にマジックを披露した。マジックに興味がない私は一切のリアクションをすることができず、スプーンを曲げられても「ここはスプーンを曲げると宣言してスプーンを曲げる場所なんだから、スプーンが曲がって当たり前だよな」と、構造なんて理解できないが「普通だな」と思った。水を入れたやかんに火をいれたらお湯になるんですよと言われているみたいで「当たり前だろ」と思った。だが、隣でO様がお湯のように沸騰していたから焦った。
マジシャンから「お前は一体何をしに来たんだ」的な眼差しで見られた。私は「俺がいたらマジシャンの人に迷惑がかかると思うから消えます」と言った。マジシャンは「え?なに?そういう普通の感性もあるの?なんだか君のことが気になって来たよ」的な表情を浮かべながら、そんなことないですからお酒でも飲んでゆっくりして行ってくださいと言った。O様は「話したいこともなかったので神戸を楽しんでいただけたらと思ってお誘いしたのですが余計なお世話でしたでしょうか」と言った。私は「あ、これは嘘だな」と思った。
O様は、パッと見は優しい善人に見えるが、内面は「母親との確執を抱えていて、それが男性不信につながっている」と思った。だが、そんなことを言うのも野暮なので、何も言わなかった。自分と向き合うのが好きな人もいれば、自分と向き合ったら死んでしまうのでマジックなどで散らすのが好きな人もいる。自分は自分。他人は他人。頼まれていないことはやらない。O様から「私に価値はないので、価値がある場所にお連れすることで私との時間に価値を感じて欲しい」と思っているようなエネルギーを感じたが、逆逆と思った。
自分だけではおもてなしにならないと思っているからマジックバーにおもてなしとして連れて行ってくれたのかもしれないが、そんなことはない。マジシャンも「これをやれば喜ぶんだろ」と、昔売れたヒット曲を延々と歌いながら巡業している悲哀を感じた。この世はでっかいディストピアだなと思った。私たちには、やりたいと思ったことをやる自由がある。それは、飽きたことをやめる自由でもある。目の前には常に白紙があり、夢を描くことも、白紙そのものを破ることもできる。やめちまえよと思った。延命措置みたいな生き方をやめて、思いのままに生きてみろよと思った。
坂爪さん、こんにちは。
さっき、自転車に乗りながら、なんだか色々とうまくいかないなと思っていて、どうしたらいいだろうと思ったときに、できることをやるしかないと思い、なんだかそれらしい気分になったのですが、ふと坂爪さんが思い浮かび、坂爪さんだったらなんとおっしゃるだろうと考えたら、「できないことをやるしかない」という言葉が浮かびました。
できることだけやっていたら、現状は変わらないのだと思います。できるか分からない、でもやってみたいことに手を伸ばして初めて、違った世界が開ける気がしました。
うまくいくとかうまくいかないとかそういうところから離れて、何がきても「きたな」とどんと構えていられるようでありたいです。
突然のLINE、失礼いたしました。
おおまかな予定
12月2日(火)兵庫県神戸市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


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