将棋AIの結論は先手必勝?
2010年代に、将棋研究用のAIソフトが次々に開発され、年度毎にAIとプロ棋士との対局が組まれた時期があったが、徐々にAIが圧倒するようになり、プロ棋士との対局は無くなった。その後はAI同士の対戦が年度毎に組まれ、上位の優秀なAIは人間(プロ棋士)をはるかに凌駕している。
ABEMAで将棋中継を見ていると、局面の都度、その時のAIによる評価 値が表示され、どちらがどの程度優勢かが数字で分る。次の最善手候補も表示されている。我々はそれを信じ、次に藤井七冠が最善手を指すかどうかをハラハラしながら眺めている。
昨今のプロ棋士の研究には、将棋のAIソフトが欠かせない。数年前、当時の渡辺名人は自分の将棋の勉強はAIの暗記ですと述べている。勿論単純に覚えるだけではなく、何故その手順がベストなのか、相手に違う手順を指された場合の対応など、突き詰めればきりがないが、それもまたAIの答えを取得して理解することになる。
昨今、将棋AIソフトの結論として、将棋は先手がかなり有利なことが明らかになって来た。最先端AI同士の対局で先手の勝率が80%以上とのことだ。
藤井七冠はプロ棋界では年々先手が有利になっていると言っている。因みに彼の現在までの勝敗は、
通算成績407勝83敗(勝率0.831)
先手210勝27敗(勝率0.886)
後手197勝56敗(勝率0.779)
驚くばかりの高勝率だが、それでも後手に対し、先手の方が0.1ほど高い。
将棋のタイトル戦は、タイトル保持者と挑戦者が、(タイトルにより)7戦又は5戦戦って、先に4勝、又は3勝した方がタイトルを保持することになる。第一局の先後は、振り駒(くじのようなもの)で決められ、二局以降は交互に先後が入れ替わる。最終の第七局、又は第五局では、改めて振り駒が行われて先後が決まる。先手有利がより明確になれば、最後はくじ運が決定的になってしまう。
この先、更に将棋のAIソフトが進歩すれば、将棋は先手必勝が結論になりそうだ。そうなると、将棋は振りごま(くじ)次第となってしまうから、そうならぬように何らかのルール変更を考える必要がある。当方は、持ち時間に差をつけてはと思う。例えば、順位戦なら、後手の持ち時間(考える時間)は従来通り6時間だが、先手は3時間にするなど。そのうち日本将棋連盟に提案してみようと思うが、どうだろうか・・・・


コメント
4Shinjiyさん、こんにちは。
将棋や碁もやりません。オリンピックで、走る競技、生体差だけでしょうか。AIと将棋をする場合、競争条件が生体差を超えているので、僕に言わせれば、別の競技ですね。おまけにAIは単純に2馬力(未満?)でしょう。せめて自己学習できるように設計して競技すべきだろうと思っています。それでも、推敲などに消し難い差(自然ではない手段?で)がある。これは競争条件を永遠に同じようにはできない。
先手の問題は当初から付いて回る問題ですね。ShinjiyのNoteの中に碁では工夫がなされている、とありますが、「待ち時間を変える」はハンディキャップを与えることになりますので、競争条件・基盤が違ってきます。先手後手を決めるのは、どうなっているか今は知りません。子供時代はサイコロだったか。アッ、コマ振り?碁の場合(組み合わせ?が多いので)、先手後手の差を小さくできるのでしょう。将棋は無理かも。
難しいですね。思わず考えてしまいました。
こんにちは。
最近サボってますが、2月までやってました私のAI相手のヘボ将棋じゃ何も語れないかもしれませんが、やはり先手の時の勝率が良いです。先手で勝てなきゃ後手では勝てません。
おっしゃるように持ち時間を操作するよりないかもしれないですね。
Gokuさん、こんにちわ
今の将棋の世界では、AIソフトがプロ棋士を凌駕していることが明確です。
プロ棋士はいかにAIを利用して実践に生かすかの勝負になっています。
碁は、先手有利が明らかなので、最初から獲得した目数に
ペナルティ―をつける事が以前から行われています。
将棋は先手有利が明確ではなかったし、
最後は王をとるかどうかなので、ペナルティ―のつけ方が難しいですね。
tohrudcさん、こんにちわ
将棋で先手有利なことが徐々に明確になって来たので、
いつか、明確にペナルティ―を考える必要がありそうです。
昔は、半香落ちがあったようですが、
それでは、将棋そのものが変わってしまうので、ダメと思います。
とすれば、持ち時間に差をつけるくらいなかと、
日本将棋連盟に言おうと思いますので、その説は賛成意見を述べてください。