道を歩いていたら……
赤ちゃんをおんぶしようとする若いお父さんを手伝うお母さんがいました。
おんぶ紐に足を通して、お父さんの背中にのせようとしているそのお母さんの表情が素敵で思わず足を緩めました。
お父さんは前を向いていますから当然その表情は見えません、赤ちゃんもお母さんには背を向けていますからもちろん見えていません。
それなのに本当に優しい微笑みをうかべながら、手伝っています。
誰の為にというわけではないその微笑みがとても尊く見えるのです。
通り過ぎる間際に赤ちゃんの顔をのぞきこんで
「可愛いですね」
と、声を掛けてみました。
すると微笑みが笑顔に変わり
「ありがとうございます」
その時のお母さんの表情のなんと誇らしげなことか……
圧倒されます。
父親は所詮子供にとっては、いつからかただの人生の先輩にスタンスが移行していくのだろうと思います。
他人と違うのはせいぜいそこに
「最も身近な」とか「最も世話になった」 というエッセンスが加わるぐらいでしょう。
そうひがんでしまうほど……
母になった女性は、なぜにこうも輝いているのか。
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