ロシア「露沿岸海域に変化なし」 原発処理水放出

2回目となる処理水の海洋放出が始まった東京電力福島第1原発=5日午後1時49分(共同通信社ヘリから)
2回目となる処理水の海洋放出が始まった東京電力福島第1原発=5日午後1時49分(共同通信社ヘリから)

東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、ロシアの海洋調査機関は5日、処理水の放出後も露沿岸海域でトリチウムなど放射性物質の濃度に変化は起きていないとする調査結果を明らかにした。タス通信が伝えた。

ロシアはカムチャツカ半島沖の太平洋や沿海地方沖の日本海、オホーツク海などに調査船を派遣し、水質調査を実施。調査責任者のロバノフ氏は「現時点で海に何の変化もない」と述べた。11月ごろに次回調査を実施する予定だという。

処理水の海洋放出で露専門家は、処理水に含まれる放射性物質は微量で、人体や環境に影響はないとする見解を表明。露政府も日本産水産物の禁輸措置を取っておらず、基準値を超えた露産水産物も確認されていないとしている。ただ、露検疫当局は9月下旬、将来的に禁輸を検討する可能性もあるとの声明を出した。

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