无名
无名

「佳奈、体調どう?病院の先生なんだって?」


「ただの風邪だって。大丈夫だよ。」


「そう。」


お母さんとのほんの一瞬の会話でも16年も一緒にいるから分かる、今日は一騒動起きそうだと。


機嫌が悪いとかそういうのとも違う。


母の手足の細かな動き、ドアの開け閉め、そんな箇所に何か感情の揺れ動きを感じた。


小学生の頃に両親が離婚して以来、私と妹は母に引き取られた。

私は高校1年生、妹は中学1年生になる。


お金に余裕がある家じゃないのも子供ながらにずっと感じていた。

友達の家に遊びに行けば当たり前のようにリビングと子供部屋、2階には寝室。

広々とした家を見渡し少し羨ましくなることもあった。


アパートに帰れば私の部屋なんてものは無い。


妹と私の2人の部屋。

そしてリビングと呼ぶには小さすぎる部屋。


それでも高校生にもなると親の有り難みというものも身に染みて分かる。


こんな小さな部屋だけど一生懸命働いて私たち姉妹を支えてくれている母には。


でも今日はきっとまた嫌な日になる。そんな直感に近い確信めいた感情を私は覚えた。


私たち2人の部屋で出かけるか聞いた後、母はキッチンで夜ご飯の準備を始めた。

明らかに普段より早い。

まるでこの後に何かする事があるから先にやることを済ませているように。


「あんた何したの?」

私は妹にメッセージを入れた。


既読が付くとすぐに返信が来た。

妹もこの私からの一文で何かを察したのだろう。


「え、お母さん怒ってる?」


「心当たりあるなら早く帰んな。」


最後の私の送信した文章には既読は付いたが返信はなかった。


妹が用事を切り上げ急いで帰路に着く姿が容易に想像が付いた。


元々身体が弱く学校を休みがちな私と違い、

妹は皆勤賞の常連のような元気と明るさ満点の太陽のような子である。

今日のように私が体調を崩し学校を休んだ時は妹のいない静かな部屋で母が仕事から帰るまでの時間をひっそりと1人で過ごした。


実はそんな時間が少し好きだったりもする。


妹が家のドアを開けたのは結局、私が最後にメッセージを送ってから30分後のことだった。


中学校の制服にポニーテールが少し汗で乱れた姿で部屋に入る妹に母は目もやらず料理を続けた。


「お姉ちゃん、お母さん怒ってた?」


2人の部屋と母のいる居間はさほど距離も無い。

自然とヒソヒソ話のように私たちは顔を近づける。


「多分ね。なんかやったのかなと思って」


「絶対バレないと思ったのに、、」


「何やったの?」


「昨日さ、お母さんいない時間に悪い点のテスト全部捨てたんだけど。朝見たらゴミ箱からテスト無くなってて」


本当にこの妹の要領の悪さには気が滅入る。


「捨てるなら捨てるでどうして部屋に捨てたの?バレるに決まってるでしょ」


「今日ゴミの日だからお姉ちゃん出しに行くかなって」


「私は学校休んだから出してないよ。多分朝のうちにお母さん気付いて避けたんでしょテストだけ」


「これ謝らないとヤバいやつ?」


「自分で考えな」


妹は帰ってくる際に生じた制服や自分の髪の乱れを一旦整え、一呼吸置き覚悟を決めているようだった。

母のいるキッチンに向かおうと一歩だけ歩を進めたところで立ち止まり、少し弛んでいた紺色のハイソックスをわざわざ膝近くまで伸ばし、まるで今から登校するかのように身支度を整えた。


その少しの時間稼ぎをしたくなる妹の気持ちも痛いほど私は分かる。


今から妹の身に降りかかるであろう処遇を考えるとパッと覚悟は決められない。


妹は散々時間を稼いだ末、母の前で重い口を開いた。


「お母さん、あのさ、、」


野菜を切る包丁の手を止めないまま煮立つ鍋の音に気を取られ、


「え?何?」


「いや、だから、」


「今料理してるの分かるでしょ。用事あるなら大きい声で言いなさい」


「気付いた、、?よね。昨日の夜の」


「夜?ハッキリ言いなさい」


母はちょうど煮込みの終わった鍋の火を止め、部屋が静まり返るとキッと妹を見つめ問いただす。


「お母さんに言いたいことあるならちゃんと言いなさい。夜どうしたの?」


私はこの空気が凄く苦手だ。


経験上こうなると妹は逃れられない。

偉そうに妹に忠告してるが私だって未だにこの状況になることは多々ある。


母は妥協を許さず嘘や隠し事が大嫌いだ。

そんな母がテストを隠す、それも捨てるなんて行為を許すわけがない。


言ってしまえば今のこの時間はこの後のイベントが確定してる上での儀式のようなもの。


今は健気に私に話しかけたりきっと1時間前までは楽しくそのままの格好で友達と楽しく会話していたであろう妹が数分後、いや数十分後には泣き喚き母の怒声が部屋に響いていることを想像するとその現実から目を背けたくなる。


母は野菜を切る手だけは止めず目線だけは下に置きながら妹に問いただす。


「昨日の夜、その、、テストとかをちょっとゴミ箱に入れちゃって」


「とか?」


「とかって言うか、テストを」


「未來(みく)、ハッキリ言いなって言ってるでしょ。夜、テストを何したの?」


「、、捨てた。」


「それで?」


「お母さん怒ってるかな?、、って、、」


「騙せると思ったの?あんなことして」


「、、」


「とりあえずお母さん今料理してるからそこに正座」


「はい。。」


私は直に始まるそれの前に子供部屋と居間を繋ぐ襖を閉めようかと思ったが、それはそれで白々しい気もした。


むしろここで下手に私が動いて妹に、


(あっ私が今からお仕置きされるから襖閉めたんだ、、)


と思わせるのも辛いかもしれない。


ああ、どうして最初から襖を閉めておかなかったんだと今更悔やむ。


ここまで来て言うのも遅いがお仕置きとは、私たち姉妹が母から受けている体罰である。


2人が悪いことをした時だけ母は手を上げる。


そしてそのお仕置きは未だに私たち姉妹2人にとって日常に潜む辛い時間になっていた。


まずその理由の一つにお仕置きというのが、

「お尻ぺんぺん」のお仕置きということ。


幼稚園の頃ならいざ知らず、今は妹は中学生、私は高校生。


そんな子供の躾をされる年齢ではない。


次の理由にそのされ方だ。


立ったまま1発2発叩かれるくらいならまだ我慢できる。

だが母は違う。

お仕置きと言われたらまず母は床に正座する。


もはやこれも儀式のようになっているが正座する母の指示通り、私たちは膝に乗せられる。

正確には自分で乗る。


乗らないと後が怖いので選択肢は無い。


母の膝に乗ると、慣れた手つきで私たちの履いてるいるものは全て脱がされる。

完全には脱がされないが、しっかりとお尻が見えるようにズボンは大体膝より上くらいだろうか。

パンツはそこまで下には下ろされないがお尻と呼べる部分がしっかり丸出しになるくらいの位置には下ろされる。


子供の頃と違い今はこの時点で精神的に辛い。


いくら血の通う母とはいえ膝に乗せられ、母の手でお尻を丸出しにされるのは辛い以外の何者でもない。


そしてお説教と共にお仕置きが始まる。


何より辛いのはこのお仕置きが、

「加減を超えてるから」である。


世間のお仕置き何で私には分からないし基準も分からない。

でも母のお尻ぺんぺんは明らかに度を超えていた。

それか私たち姉妹が単に痛みに弱いだけかもしれない。


だとしても2人してあれだけ泣き喚くんだから絶対にお仕置きのレベルを超えているのは確かだ。


そして妹が正座する姿を横目に私は勉強机に向かうフリを続けた。


母は野菜を切り終えると包丁を置き手を入念に洗ってエプロンを脱いだ。

正座をする妹の前に近づきながら、 

ロングのスカートの位置を直し表情を引き締めドスンと正座した。


私の方からは正座する母の後ろ姿しか見えなくなった。


特に言葉も少なめに母は自分の膝をパチンと叩いた。

「未來、分かってるでしょ。お尻出しなさい」


観念したように妹は母の膝に乗る。


母の表情はこちらから見えないが妹が膝に乗ったことで母の顔が妹のお尻の位置だけしっかり確認してるのが見て取れる。


自分の叩きやすいポジションになるように、母は素振りをするように自分の手を妹のお尻に乗せ叩く仕草を見せた。


どうも位置が気に入らないらしい。


確かに後ろから見ていても妹の乗る位置が後ろ過ぎて、

あれでは母も叩きにくいだろう。


そうすると母は大きく振りかぶり叩きこそしないが手を振り下ろし、ここだ。という位置を見つける。


そこに妹の身体を浮かせて乗せ直しお仕置きの前段階が一つ終わった。


受ける側の時には恐怖のあまり分からないことが客観的に後ろから見るとこうも見て取れる。

ここまで緻密にお仕置きするとは母はやはり鬼だ。


そして位置を決めるとそのまま妹の制服のスカートを捲り上げクルクルと丸めて背中で固定する。

スカートから解放された後は黒パンの下からパンツが顔を出す。


ピタッとした黒パンを先にグイッと下ろし、その後に白いパンツを脱がして準備完了である。


やはりいつものように黒パンは太ももの辺り、白いパンツはお尻が見えるくらいのなるべく最小限の位置まで下ろすのに留めたようだが、

これは母なりの気遣いなのだろうか。


もちろん私の場合もこれは同じで、ズボンや黒パンと言ったパンツ以外の履き物は容赦なく膝近くまで脱がされるがパンツだけはお尻を丸出しにする程度に収めるという。


仮に優しさだとしたらそもそもこの歳でお尻を丸出しで叩く躾をやめてほしいと言えたらどれだけ楽か。


母の膝に乗せられ隅から見える妹の表情はまだお仕置きは始まっていないにも関わらず半泣き顔であった。


お尻を叩く準備が終わると母はその凶器にもなる利き手の右の手の平を妹のお尻にピタッと乗せた。


「未來」


「は、、はい!」


「いい?自分で正直に言いに来たとはいっても、テストを隠そうとして捨てたのはお母さん許さないからね」


「はい、、」


「隠し事、嘘はやめなさいってお母さん何度言った?」


「、、あの、、えっと、、」


妹の言葉が母の耳に入るより先に、

母の右手は大きく振り上がり、先ほどの素振りで確かめた軌道で妹のお尻を襲う。


バチィィイイイイイン!!!


「あっ!」


1発でこのお仕置きがどれだけキツイものになるか想像が付く。

そして普段私がこんなお仕置きを受けてると思うと恐怖で思わず目を背けてしまいそうだ。


ハッキリは見えないが今の1発で既に妹のお尻には母の平手跡がクッキリ浮かんでいるだろう。

それくらい強烈な、手加減無しの1発だった。


妹は1発目を受けて声にもならず悶絶し、

ひたすら拳を強く握って耐えているようだった。


後ろから見る母は妹の顔の方に目をやり

表情を確かめるように見た後、再びお尻に目をやると

先ほどと同じように手を振り上げる


バチィィイイイイイン!!!


「あぅ!」


「嘘はつく!」


バチィィイイイイイン!!!


「あっっ!」


バチィィイイイイイン!!!


「お約束も破る!」


バチィィイイイイイン!!!


「いったぁい!」


バチィィイイイイイン!!!


「未來!」


バチィィイイイイイン!!!


「ったあい!」


バチィィイイイイイン!!!


「あんたって子は!いい加減にしなさい!」


バチィィイイイイイン!!!


バチィィイイイイイン!!!


「いっ!、、いたぁあいい!」


バチィィイイイイイン!!!


「中学生になって制服も着てお母さんの膝でお尻叩かれてるんじゃないの!」


バチィィイイイイイン!!!


バチィィイイイイイン!!!


後ろから見てるだけで痛々しくて思わず私は自分のお尻を抑えてしまう。

他の家庭は分からないが平手打ちでここまでキツく叩ける親、というか人間自体この世にいるんだろうか。


ましてや自分の娘に。


妹は30発を超えた辺りで耐えられずに母の膝でお尻を必死に右へ左へ振る。

その度に後ろで見てる私にもそのお尻がチラチラと目に入るが、まだ始まって3分も経っていないにも関わらず妹のお尻は全体が赤く染まりお尻の端には母の指の跡がクッキリと浮かんでいる。


「未來!まず先に言うことあるでしょう!」


バチィィイイイイイン!!!



バチィィイイイイイン!!!


「いいったぁいいい!、、、」


ああ、ついに泣き始めたか。

同情して慰めたいが無力な私にはできない。


まだ50発程度、母は大体このパターンだと、

まだまだ許さないだの、何発は叩くだの言い出すが

それすら無い時点でまだこのお仕置きは始まったばかりなんだろう。


中1の子が痛みに耐えかねて泣いてる時点で本来は躾としては既に十分なはずだが、母は最初と同じ妹の顔に目をやりつつお尻に視点を置いて叩き続ける。


バチィィイイイイイン!!!


「痛いの前に!」


バチィィイイイイイン!!!


「言うことあるでしょ!」


バチィィイイイイイン!!!


「うわあぁあああん!いたいよおおお!」


「そう。未來のお尻は全然反省してないみたいね。それなら」


バッチィイイイイイイイイン!!!


「うあぁあああああん!」


隣の部屋の私が思わず驚いてしまうボリュームだ。


まさかあれが本気じゃないとは。

先ほどまででも手加減無しなのは確かだが、本気の本気はまだ威力が上という事実に震えそうになる。


(早くごめんなさいって言わないと、)


助け舟は出せないが心が通じてほしい。


「もうむりぃいいい!」


バッチィイイイイイイイイン!!!


バッチィイイイイイイイイン!!!


「無理じゃないの!」


バッチィイイイイイイイイン!!!


「おかぁさあああん!ごめんなさあああい!」


バッチィイイイイイイイイン!!!


「最初にまずそれを言いなさい!今日はいくら泣こうがお尻どうなろうが許さないからね」


バッチィイイイイイイイイン!!!


バッチィイイイイイイイイン!!!


「ひぃいいいいい!」


バッチィイイイイイイイイン!!!



「今日は特に悪い子だったからね。ごめんなさい言えるくらい反省してるなら大人しく受けなさい」


バッチィイイイイイイイイン!!!


バッチィイイイイイイイイン!!!


「うわあああああああん!いたぃいいい!」


妹は限界を超えて必死にお尻を振りつつ足をバタバタさせる。

これは同じお仕置きを受けてる私には分かる。

別に反抗ではなく、身体が痛みに耐えられず勝手に暴れてしまうのだ。

お尻叩きから避けるために。


だが母にはそんなの通用しない。


「未來!どうしてお尻も足も暴れるの!」


バッチィイイイイイイイイン!!!

バッチィイイイイイイイイン!!!


「だってええええ!」


「本当にお母さん許さないからね。今日はお尻100叩きのつもりだったけど」


バッチィイイイイイイイイン!!!


「未來が大人しくするまでカウントしません!」


バッチィイイイイイイイイン!!!


バッチィイイイイイイイイン!!!


「うわあああああああん!いたいよおおおお!」


鬼のような宣告に私も背筋が凍る。

チラッと妹のお尻に目をやると、恐らく既に100は超えて叩かれているお尻は全体が真っ赤に腫れ上がっていた。

にも関わらずまだスタートラインに経ってすらいないとは。


そしてこの状態から大人しく受けるのは不可能だ。


母は何度も振り上げ続けた右手を一旦下ろし、

妹の腫れ上がったお尻に再び手を乗せた。


「未來、お尻痛いわね?」


「ひっく、、はい。。」


「お母さんがどれだけ怒ってるか分かった?」


「は、、は、、はい。。。」


「なら今からさっきも言ったけどお尻100叩きするからね。足はバタバタするのは許すけどお尻動かしたら1からだからね。分かった?」


「おかぁさあん、、ひっく、、」


「不満?」


母は再び大きく右手を振り上げる、


バッチィイイイイイイイイン!!!

バッチィイイイイイイイイン!!!

バッチィイイイイイイイイン!!!


バッチィイイイイイイイイン!!!

バッチィイイイイイイイイン!!!

バッチィイイイイイイイイン!!!


先ほどまでとは打って変わり、お説教も怒鳴り声もないただ妹の泣き叫ぶ声だけ響くお仕置き状態となった。


ただひたすら叩かれるお尻。


足のバタバタは止まらず、気付けば最初に母に脱がされた黒パンは膝下まで脱げ落ち、

パンツもどんどんとズリ下がり膝より下まで位置が落ちていた。


結局私も回数は数えていないが、母の中で100が終わったのだろう。

手は止まり真っ赤に腫れ上がるお尻を出した妹はひたすら泣いて泣いて泣き続けた。


ようやくお仕置きも終わりだ。

私は妹が膝から降りたらすぐにお尻を冷やしてあげるためにタオルを用意しようと立ち上がった。


「佳奈、どうかした?」


「いや、未來のお尻冷やさないと」


「お仕置きしてるから後にしなさい」


私は不思議に思った。

え、終わりでしょ?と。


再び母は膝で息を切らして泣き続ける妹に視線をずらした。


「さて、と。」


「おかぁさん、、、お仕置き終わりでしょ、、?」


「さっ、仕上げね。言ったでしょ。今日は許さないって」


母は膝に妹を乗せたまま少し身体を伸ばし、テーブルの横からヘアブラシを手にした。

これも稀に私たちのお仕置きに使われる道具だ。


「未來も反省してるみたいだからこれで最後30発。ちゃんと我慢しなさいね」


妹はもう暴れる体力も無いのだろう。

絶望の表情のまま、涙を流し続ける。


私はその母の厳しさに絶句して立ち尽くすしかなかった。

確かに平手打ちで100の後に仕上げというのは想定の範囲内だが、今日に関しては平手で200を超えている。

まさかこの状態でヘアブラシを使うとは。


母はヘアブラシを妹のお尻にピタピタと当てて、また大きく振り上げる。


バチィイイイイイイイイイイン!


「うっ!ああぁああああん!」


バチィイイイイイイイイイイン!


バチィイイイイイイイイイイン!


触れるだけでもヒリヒリとズキズキで堪らないであろうお尻にヘアブラシでのお仕置き。

見ていられなかった。


妹の泣き叫ぶ声とヘアブラシの強烈な爆音が続き、

お仕置きは終わった。


私は膝から解放された妹の側に駆け寄りお尻に濡れタオルを被せた。


「腫れてるからちゃんと冷やしてあげてね。」


母はそう言うとキッチンに戻って行った。


昔はお仕置き後は母にお尻を冷やしてもらっていたが、

いつの間にか妹が叩かれたら私が、私が叩かれたら妹が冷やしタオルを用意するのが日課になっていた。


私は膝下まで脱げていたパンツと黒パンを上まで伸ばし、妹のお尻をタオルで冷やしながら心臓の鼓動が早くなるのを感じた。


「佳奈、病院の領収書置いといてね」


「あ、うん、、」


病院には行っていない上に、

単にテストが嫌で仮病でした。


これをどう説明しようと。