実家は「固定電話」をいまだに使っています。来年4月から「年2640円」値上げされるそうですし、これを機に“解約すべき”でしょうか? 契約のメリットも解説
実家のリビングに固定電話が昔のまま残っていて、「本当に必要なのか?」と気になっている人もいるかもしれません。スマートフォンが普及した今もなお、連絡手段として固定電話を手放せないという家庭は少なくありません。 総務省が2024年に実施した通信利用動向調査によると、固定電話を保有している世帯は全体の54.9%にのぼり、徐々に減っているものの依然として半数以上の家庭で利用されています。 そのような中、2026年4月からNTT東日本とNTT西日本は、メタル回線を使う固定電話の基本料金を30年ぶりに値上げすることを発表しました。さらに、2035年度までに、メタル回線の段階的な廃止も計画しています。 本記事では、固定電話基本料金の値上げ内容と、固定電話のメリットについて解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
固定電話の基本料金はいくら値上がりする?
固定電話の回線には次の3種類があります。 ・メタル回線:従来型のメタルケーブルを使った電話回線 ・光回線:光ファイバーを使う回線(ひかり電話など) ・ワイヤレス固定電話:携帯電話の通信網を利用 今回、NTT東日本と西日本が発表した値上げの対象は、このうちメタル回線を使う固定電話であり、光回線やワイヤレス固定電話は対象外です。具体的な値上げ額は、住宅用で月220円、事務用で月330円です。 住宅用固定電話の基本料金は、回線設備の違いにより複数の区分がありますが、最も利用が多い「3級取扱所」という区分では、現在月1870円の基本料金が2090円(付帯サービスなしの場合)になります。 また、NTTは老朽化が進むメタル回線を2035年度までに段階的に廃止する計画です。維持管理コストの増加や部品の調達難が背景にあり、光回線やワイヤレス固定電話などの次世代サービスへの移行を進める方針です。
固定電話を契約しておくメリットとは?
先ほど解説した通り、回線の種類によっては値上げやサービス終了が見込まれる一方で、固定電話を契約することにはいくつかのメリットがあります。代表的なものをあげると次のとおりです。 ・停電時でも通話が可能な機種があり、災害時の連絡手段として安心できる ・緊急通報時(110番、119番)に、位置情報が自動的に伝わるので通報しやすい ・長年使ってきた電話番号を維持できるため、連絡先を変更する手間が省ける 高齢者世帯や防災対策を重視する家庭で解約を検討する場合、これらのメリットも含めて、総合的に判断することが必要です。
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