いいか、しんのすけ。
工程能力指数(Cp,Cpk)は、
“値が悪いから不良が出る”というイメージを持たれがちなんだ。
だから、「不良を出さないためにCpkを高めるぞ」という発言が少なからずある。
しかし、工程能力指数は本来そういう使い方をしないんだぞ。
工程能力指数が高かろうと低かろうと、不良発生率は0%ではない。
規格値を外れるものは出てくる。
だからこそ、工程にはFMEAに基づいた、不良を通さない仕組みを設けておく必要があるんだ。
じゃあ、工程能力指数とは何のためにあるか、
「設備・治具・ワーク・条件など、理論上正しい前提が揃っているときに、なんかばらつく」を指数化したものだ。
この指数の大小で、
•検査方式
•検査対象率
•判定ロジックの要求水準
•保全頻度
の方向性に影響を与えるぞ。
工程能力指数が低ければ、
検出機能のレベル、検査対象率は高くしていかないといけない。
一方で、指数が高ければ、
検出機能と対象率は低くできるんだ。
また、指数の推移を見て、短期間で悪くなるようであれば「持ちが悪い設備」という評価となる。
保全頻度を明確にして、次回の設備に反映できるよう、原因を突き止めフィードバックしていくことが求められることになるな。
結局のところ、指数はツールだ。
ツールに振り回されるようなものづくりは、人を不幸にする。
指数の数字は結果でしかない。
その指数をどう使うかを議論し、仕組みとして判断できる運用への落としこみが大事なんだ。
一方で規格外をどのレベルで防ぐかは、工程というシステムの設計思想の話だ。
だからFMEAが必要となるんだぞ。