捕鯨で栄えた長崎・平戸伝える 生月町「島の館」30周年の催し
特別公開された益冨家の邸宅
江戸時代に捕鯨で栄えた長崎県平戸市生月町の歴史を伝える「生月町博物館・島の館」の開館30周年と、捕鯨を担った益冨組の創業300周年を記念するイベントが現地で行われている。
同市生月町壱部浦に邸宅が残る益冨家は、江戸中期から明治初期までの約150年間操業した国内最大規模の鯨組で、最盛期には約3千人の従業員がいたという。邸宅は大規模な主屋や書院造りの平屋などで構成され、敷地には捕獲したクジラを慰霊する恵美須神社がある。23日には邸宅内部が特別公開された。
29日午後1時半からはシンポジウム「益冨組捕鯨の成り立ち」が生月町開発総合センターで開かれる。生月町博物館・島の館の中園成生館長や中部大(愛知県)の末田智樹教授ら4人が研究成果を報告し、パネルディスカッションを行う。入場無料。
同館では企画展「江戸時代に栄えた日本一の益冨組捕鯨」が来年1月12日まで開催されている。企画展のみの観賞は無料。同館=0950(53)3000。(福田章)