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本音を言えないまま、都合よく扱われた同僚との関係が壊れた──「いい人」でいた私の末路

「こんなこと言ったら、嫌われるかも──」

そう思った瞬間、また私は本音を飲み込んでしまった。

周りに合わせることばかりが上手になって、誰とも“本当の自分”で話せなくなっていく感覚。

そんな経験、あなたにもありませんか?

今回は、“本音を言えなかったせいで壊れてしまった信頼”について語ってくれた、ある女性の物語です。

“いい人”でいたい気持ちの裏に隠された、本当の孤独と後悔。そして、そこから彼女が見つけた小さな一歩とは──。

※この記事は、実際の体験談をもとに構成・再編集しています。プライバシー保護のため、一部内容は改変しています。

あのとき「嫌だ」と言えなかった

はじめまして。38歳の会社員、千佳(仮名)といいます。

私は昔から、空気を読むのが得意でした。

親に怒られないように、友達に嫌われないように、先生に目をつけられないように、いつも「正解」を選んできたんです。

でもあるときから、「誰にでも好かれようとする自分」に疲れ果てるようになりました。

特に決定的だったのは、仲良しだった同僚・マミとの関係でした。

ある日、彼女が私に頼んできたんです。

「ごめん、また資料まとめ手伝ってくれる? 私、今日ちょっと予定あって」

内心は「またかよ……」と思いました。

でも私は、笑顔で「いいよ」と答えてしまったんです。

だって、断ったら嫌われそうで怖かったから。

これが、最初のつまづきでした。

表面上の“いい人”は、軽く見られる

マミはどんどん私に仕事を頼むようになり、私はそれを断れない。

心の中では「やめてよ」「こっちにも都合がある」と何度も思いました。

でも、口から出るのはいつも「大丈夫だよ」「任せて」ばかり。

どんどんストレスが溜まっていくのを感じながらも、私は自分を偽り続けました。

そのうち、他の同僚たちも「千佳さんならやってくれるよ」と頼ってくるように。

気がつけば、私は“便利な人”になっていたんです。

でも誰も悪気があるわけじゃない。

むしろ「頼られてる」という喜びすら感じていた自分もいました。

そう思いたかっただけかもしれません。

そんな中、マミとの関係に異変が起きました。

ある日、彼女がみんなの前で言ったんです。

「千佳って、断らないからほんと助かるわー。仕事ふっても絶対やってくれるもん」

笑い声が起きました。

でも私は、顔が引きつっていたと思います。

胸の奥がギュッと苦しくなりました。

それなのに、その場では「ほんとだよね〜」と笑ってしまった自分が、何より情けなかったんです。

“いい人”を続けた末路

その日を境に、私はマミと距離を取るようになりました。

仕事も、雑談も、できるだけ関わらないように。

でも、理由を説明したわけじゃありません。

ただ“なんとなく”避けたんです。

「察してほしい」「気づいてくれるはず」そんな淡い期待を抱きながら。

でもマミは、気づくどころか、逆に苛立ちを見せ始めました。

「最近、なんか冷たくない?」

そう言われても、私は「そんなことないよ」と笑ってごまかすしかできなかった。

だって、本音を言う勇気がなかったから。

そうして、関係はゆっくりと、でも確実に崩れていきました。

気がつけば、仕事のことも話さなくなり、ランチも別々に。

他の同僚も、私に対する態度が少しずつ変わっていくのが分かりました。

「どうせ言っても無駄」「嫌われたくない」

そんな思いばかりが先に立って、本当に大事なことを言えなかった私は──信頼を、自分で壊してしまったんです。

小さな勇気が、未来を少し変えた

あれから、何年かが過ぎました。

私は転職し、新しい職場で働いています。

最初はやっぱり怖くて、つい相手に合わせてしまう癖が出ていました。

でも、ある日ふと思ったんです。

「また同じことを繰り返したら、今度こそ自分を嫌いになりそうだ」

それで、少しずつですが、正直な気持ちを伝えるようにしました。

「今日は自分の作業もあるから、手伝えないかも」

「それはちょっと違うと思う」

言ったあと、心臓がバクバクしました。

でも、不思議と相手は受け入れてくれたんです。

「そうだよね、ありがとね」と。

拍子抜けするほど、何も壊れませんでした。

むしろ、少しずつ“ちゃんと向き合える関係”ができていった気がします。

自分の感情を守ることって、相手を傷つけることじゃない。

それを、ようやく理解できた気がしました。

おわりに(by ヒサシ)

誰かに嫌われるのが怖くて、言いたいことを飲み込んでしまう。

でもその沈黙は、ときに信頼関係をむしばみ、自分自身をも壊してしまいます。

今回の千佳さんの話は、“本音を言えない優しさ”が、時に苦しさへと変わっていく過程をリアルに教えてくれました。

信頼関係は、「相手を傷つけないこと」だけでは築けません。

ときにぶつかり、ときに本音を伝えるからこそ、深まっていくものです。

あなたが誰かに遠慮しすぎて、心がすり減っているとしたら──

今日、ほんの少しだけでもいい。

自分の気持ちを、正直に声に出してみてください。

あなたのままで、大切にされていいんです。

ちなみに、似たような話や、続きにつながる出来事もまだあるんです。
また、どこかで書けたらと思ってます。

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普通のおじさん「ヒサシ」です。 モヤモヤ、不安、怒り…。 「感情ってどう整えればいいの?」と悩んでいるあなたへ。 「不安になる理由」「怒りが止まらない背景」「寂しさとどう向き合うか」など、感情の裏にある“心理の仕組み”をやさしい言葉とロジックでお届けします。
本音を言えないまま、都合よく扱われた同僚との関係が壊れた──「いい人」でいた私の末路|ヒサシ@感情ラボ
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