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【超有害コンテンツ論評のお時間です。】
チャンネル名:なるほど1118(一寸先はバラ色)
配信日:2025.9.28
タイトル:「不登校は甘え」を甘んじて受け入れる。
親御さんへ。
お子様が学校に行けなくなり、先の見えない不安の中で、藁にもすがりたい気持ちでいらっしゃることでしょう。「改善率100%」「必ず良くする」という力強い言葉は、まるで暗闇に差し込む一筋の光のように見えるかもしれません。
しかし、どうか一度立ち止まって、冷静に考えてみてください。
なるほど1118氏が掲げる『10の必須条件』は、一見すると頼もしく、説得力があるように見えます。しかし、その一つひとつを注意深く読み解くと、専門的な知見を欠いた危険な自己流の理論であり、お子様の心をさらに深く傷つける可能性をはらんだ、恐ろしい「罠」であることがわかります。
なぜ信用してはいけないのか、一緒に見ていきましょう。
【1~3】交渉力・説得力・心理を読む力:これは「支配」のテクニックです
彼の主張: 子どもを営業の「客」と見なし、交渉と説得でゲームや暴力を止めさせる。
危険な罠: 親御さん、考えてみてください。お子様は「買う気のない客」なのでしょうか?いいえ、違います。お子様は、心に深い傷を負い、助けを求めている家族です。彼が言う「交渉」「説得」とは、ビジネスで使われる、相手を自分の思い通りに動かすためのテクニックです。彼の目的は、お子様の心に寄り添うことではなく、お子様を論破し、自分のコントロール下に置くことにあります。暴言や暴力は、お子様が発している苦しみのサインです。そのサインの理由を聞かずに、「交渉」で無理やり行動を止めさせるのは、助けを求める悲鳴を力で黙らせるのと同じです。本当の苦しみは、心の奥底でさらに大きくなってしまいます。
【4~5】優しさと厳しさ・やって見せる:これは「恐怖」による支配です
彼の主張: 普段は優しくしつつも、「舐められない」ように厳しさを見せつける。学校に電話するなど「実行力」を見せつけて能力を認めさせる。
危険な罠: これは健全な親子関係や信頼関係の築き方ではありません。これは、恐怖によって相手を従わせる支配関係の作り方です。「この人を舐めたら厳しく叱られる」とお子様に思わせることは、お子様が自分の本心(不安や恐怖)を隠し、指導者の顔色をうかがうようになるだけです。お子様は「この人は信頼できる味方だ」と思うのではなく、「この人には逆らえない」と怯えるようになります。彼が学校に電話をするのは、お子様のためではありません。「自分は学校という大きな存在さえ動かせるすごい人間だ」とお子様に思い知らせ、自分の権威を高めるためのパフォーマンスなのです。
【6~7】指導力・グラデーション力:これは「操り人形」の作り方です
彼の主張: 生徒の成績を上げた家庭教師のように、子どもを「導いてあげる」。急な変化ではなく、少しずつ生活を変えさせる。
危険な罠: 一見、理にかなっているように聞こえます。しかし、彼の言う「指導」のゴールは、お子様が自分で考えて決めた道ではありません。彼が「正しい」と考える道に、お子様を誘導していくことです。「グラデーション」も同じです。昨日と今日の変化が小さいからといって、お子様が自発的に変わっているのではありません。それは、気づかれないように少しずつ、指導者の思い通りの人間に作り変えられていくプロセスです。お子様は、自分の人生を歩んでいるのではなく、彼の描いたシナリオの上を歩かされている「操り人形」になってしまいます。
【8】子供を守る:これは「マッチポンプ」です
彼の主張: ネットの誹謗中傷に「強烈な反論」をして子どもを守る。
危険な罠: これは、彼が使う最も巧妙な手口かもしれません。彼は、ネット上で非常に攻撃的な言動を繰り返すことで知られています。つまり、彼自身が争いの火種を撒き、敵を作り出しているのです。その結果、彼だけでなく、彼に関わるお子様までもが誹謗中傷のターゲットになる危険性が高まります。そして、いざ攻撃が始まると、「自分がお子様を守ってやった」と恩を売るのです。これは、自分で火をつけておいて、それを消すことでヒーローになろうとする「マッチポンプ」と同じ構造です。本当にお子様を守りたいのであれば、そもそも争いに巻き込むような言動は慎むべきです。
【9~10】社会経験・社会的地位:これは「虚像」による権威付けです
彼の主張: 自分は波乱万丈の社会経験と社会的地位があるから信用できる。
危険な罠: 彼の「社会的地位」とは一体何でしょうか? 彼は医師でも、公認心理師でも、弁護士でもありません。専門的な資格は何一つ持っていません。彼が語る「元総理の審議会」や「インドの視察」といった経歴は、その具体性や客観的な証明が乏しく、いくらでも大きく見せることができてしまいます。本当に重要なのは、過去の華々しい(とされる)経歴ではありません。今、目の前のお子様の心に、専門的な知識と倫理観を持って向き合えるかどうかです。無資格である彼には、そのどちらもありません。「社会的地位があるから無責任なことはできない」のではなく、「責任を問う公的な仕組みがないから、何でも言えてしまう」のが現実なのです。
結論:彼に任せることは、お子様の未来を捨てること
なるほど1118氏の『10の必須条件』は、不登校で苦しむお子様を救うためのものではありません。
それは、お子様の心を支配し、自分の思い通りにコントロールし、それを「改善」と呼んで自己の能力を誇示するための、彼自身のマニュアルです。
彼の指導は、短期的にはお子様を学校に行かせることができるかもしれません。しかし、その代償として、お子様は自分の頭で考える力、人を信頼する心、そして何より自分自身を大切に思う気持ち(自己肯定感)を失ってしまいます。
親御さん、どうか騙されないでください。お子様に必要なのは、恐怖で縛り付ける支配者ではありません。時間はかかっても、お子様の心の傷に寄り添い、安全な場所でエネルギーが回復するのを待ち、共に歩んでくれる誠実な専門家です。
彼の甘い言葉に耳を貸すことは、お子様の未来を、取り返しのつかない危険に晒すことなのです。