自力で客数減を補っているオーナーも
従来のフランチャイズ経営には必須ともいえる「スーパーバイジング」を廃した鰻の成瀬のFC形式。この仕組みは当然、加盟時にオーナーにも説明されているはず。したがって、前述したオーナーの不満は、お門違いとも取れるというわけだ。
とはいえ「一般のFCならあって当然のモノがない」というのも事実。それゆえ、FC内でも「何もしてくれない本部が悪い」「自助努力を怠っている加盟店が悪い」と双方、紛糾しているという。
「私の動画のコメントを見ると、『FCは弱者を搾取する詐欺まがいのビジネスだ』と言う過激な人もおりますが、それは大きな間違い。実際、『鰻の成瀬』も業態としては非常に良いものと考えております。
オーナーの中には店舗の来店が見込めない分、自分でセールスをかけ、地元のイベントや集会で出されるお弁当として発注依頼をもらうなどして、売り上げを出している方もいます。要は、業態の使いようなんです」(永田氏)
結局、“楽して稼げる”ビジネスなど存在しない。それは、急成長を遂げる鰻の成瀬であっても同じのようだ。
【後編記事】『「いつもガラガラ」「不味すぎる」鰻の成瀬に忍び寄る《閉店ラッシュ》の影…原因は「現場力」不足か』につづく。