「やられた」支払われた500円、よく見たら500ウォン そっくりだけど価値は50円…全国で相次ぐ被害 これって何罪?警察に聞いてみると
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テレビユー福島
日本の500円と、韓国の500ウォン。一瞬で見分けるのが難しいほど、色も形もそっくりな2つの硬貨。しかし、500ウォンの価値は、日本円にして50円ほどです。 【写真を見る】「やられた」支払われた500円、よく見たら500ウォン そっくりだけど価値は50円…全国で相次ぐ被害 これって何罪?警察に聞いてみると この500ウォン硬貨をめぐり、全国の飲食店では、今、トラブルが相次いでいます。 ■ラーメンの支払いに500ウォン硬貨が… 長嶋美希記者「鶏や魚を使ったスープが麺によく絡まってとてもおいしいです。老若男女に愛されているこのラーメン、なんと500ウォンを使って支払った利用客がいたということです。」 11月、福島県二本松市のラーメン店では、会計後に500ウォン硬貨が紛れているのを従業員が発見しました。 麺屋しん蔵 店主・高宮新さん「(お会計時に)お札が曲がった状態で(硬貨がよく見えない状態で)出された。従業員さんが確認して1500円だなと認識して会計した後に、よく見たら500円じゃなくて500ウォンだった。お客さん帰った後だったので何とも言えなかったんですけど、やられたなと思った」 ■物価高騰の中で被害「本当にショック」 この500ウォン硬貨をめぐるトラブルは、過去に自動販売機でも相次いでいました。1990年以降から、自動販売機に500ウォン硬貨を入れ、釣銭を盗む事件が多発。日本の500円玉の重さに改造された500ウォン硬貨は、多いときで、年間82万枚も発見されています。 物価高の中、被害を受けた店主は…。 麺屋しん蔵 店主・高宮新さん「ガス・電気代もパンクするくらい高騰している中で、こういう嫌がらせじゃないですけど、ほぼ詐欺みたいにやられたのは本当にショックですね」 日本の500円と比べると、10分の1の価値しかない500ウォン。500ウォンと分かっていながら日本の飲食店で使用した場合、どんな罪に問われるのでしょうか。 ■警察に聞いてみると 警察によりますと、飲食店で故意に500ウォンを使用した場合、「詐欺罪」に問われる可能性があるということです。詐欺罪は、10年以下の拘禁刑にあたります。
キャッシュレス決済も進む中、お金を受け取る側もそして、お釣を受け取る利用客側も、改めて現金の取扱いに注意が必要です。
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