学生生活を支える新たな働きかけ
日本カルミック株式会社(代表取締役社長:髙居 隆章)が、ユニ・チャーム、MeWプロジェクトと連携し、学生の生理用品不足を解消するためのプロジェクトを開始しました。この取り組みでは、タッチレスサニタリーボックス『サニッコ®』の利用が進められており、学校における生理用品の無償提供が実現します。
プロジェクトの背景
生理は多くの学生の生活に影響を与える重要なテーマであり、特に予期せぬタイミングで生理が始まった場合、必要な生理用品を手元に持っていないことが授業やクラブ活動に支障をきたすことがあります。実施された調査によると、84%の学生が「生理用品が手元になく困った経験がある」と回答しており、学校内で必要なときに生理用品が利用できる環境の整備が求められています。
さらに、99%の学生が「学校のトイレに無償の生理用品が設置されることで、学生生活に良い変化がある」と考えており、月経に関する不安を軽減し、安心して学ぶ環境を作ることの必要性が明らかになっています。
取り組みの概要
本プロジェクトは、月経によって生じる行動制限や生理に関する知識の格差を緩和することを目的としています。具体的には、ユニ・チャームが薬機法に準拠した完全密閉型ナプキン『ソフィSPORTS羽根つき』を提供し、MeWプロジェクトが開発した生理用品ディスペンサー『MeW ディスペンサー』を使用してその商品のストックを行います。日本カルミックは、『サニッコ®』を導入している学校にこれらを展開します。この取り組みにより、どこでも衛生的に生理用品を利用できる環境を実現します。
ユニ・チャームの思い
ユニ・チャームが提供する『ソフィSPORTS羽根つき』は、法律に従った製造管理が行われており、衛生的な基準を遵守しています。このナプキンは、必要に応じて衛生的に1枚ずつ利用できることを目指しており、「どこでもソフィ」プロジェクトの一環として展開されています。同社は、このプロジェクトを通じて、生理用品を「いつでも・どこでも」利用できる環境の整備を進めることで、学生たちが自由に生活できる社会の実現に貢献したいと考えています。
MeWプロジェクトの理念
MeWプロジェクトは、月経に関するウェルビーイング向上を目指して活動しており、その一環としてトイレ内での生理用品提供を普及させるためのデザインを行っています。開発されたMeWディスペンサーは、環境に優しく、長期利用できる段ボール製であり、軽量かつ二重構造のため、ナプキンを1枚ずつ衛生的に取り出すことが可能です。利用者が残りの量を即座に把握できるよう熟慮されたデザインです。
日本カルミックの貢献
日本カルミックは、タッチレスで廃棄可能な『サニッコ®』を全国で展開し、多くの施設で使用されています。抗菌・消臭効果に優れたこのサニタリーボックスは、女性が抱える不快感を軽減することを目的としています。定期的なメンテナンスも行い、トイレの衛生面をサポートし続けています。学生が安心して生活できるよう、衛生的な生理用品の提供と廃棄の環境を整えていきます。
新たな時代を迎える
このような三者の協力によって、学生生活がさらに快適なものになることが期待されます。『サニッコ®』や『どこでもソフィ』プロジェクトを通じて、すべての学生が生理に関する不安を軽減し、安心して活動できるような環境を構築していくことが急務です。これからの日本の教育現場において、生理用品の無償提供は新しいスタンダードとなることを願っています。
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