ビビッドワールド 高難易度強欲な悪夢攻略のヒント(レムリア編)
・ボスや戦略のネタバレを含むため、ゲームを攻略する楽しみが損なわれる可能性があります。
・早期の攻略記事になるので情報が間違っていたり理解が浅いところもあるかと思います。
・執筆時点のバージョンはVer1.0.9です。アップデートにより記事の内容が適切ではなくなっている可能性があります。
『魔女の迷宮Ⅸ』以外共通ボスだった前作と違い、ストーリークリア後ステージの『強欲な悪夢』は最終ダンジョンの深度ごとにラスボスが異なります。すべてのユニットが使える状態で、相手の編成に強いビルドが組めるかどうかが試されている…という設計になっています。
1~8日目の攻略に関しては、ポイントとして概要をまとめた部分と詳細な解説に分けましたので「自分で考える部分も残しておきたい」という方はポイントだけ見る…というような使い方をして頂ければ。
前置き
ついに…発売されました。ビビッドワールドが。
ビビッドナイト、4年前にこんな記事を書いたくらいには好きなゲームなんですが今回もまあ面白いこと面白いこと…。
寝るかビビッドワールドするかしかしてない疑惑あり
前作から様々な部分がパワーアップしているし、丁寧にシナジーの組み方のを教えてくれる導入があったりと遊びやすくなった部分も多く、非常に完成度が高い続編で嬉しい!
リストにあるものからデザイナーズコンボを見つけ出すことに興奮するタイプのオタクは確実にハマれるゲームになってます。まだ遊んでいない人はこの機に…いかがですか。
しかし…クリア後の難易度もなんだかどえらいパワーアップをしている!ということで簡易ですが攻略記事です。
このゲームは与えられた情報をよく見れば攻略できるようになっているので自力で勝てる戦略を見つけ出す面白さや達成感を味わえるという点で、できればやれるとこまで粘ってみてほしいなという気持ちはあるんですが難しすぎて嫌いになってしまっては本末転倒。一人でもこのゲームのことが好きな人が増えてほしい…という気持ちから今回も書いてみることにしました。(本当は記事書く時間でビビッドワールド遊びたい!)
はい。攻略記事の前置きが長いのもアレなのでこれくらいにしてどんどん行きます。
基本的なテクニック
大体のことはストーリー中のひらがみやアイリス、ダンジョン中のユニットたちが教えてくれますね!(見返す機能があると嬉しかった)
クリア後ダンジョンに挑むにあたって個人的に大事だなと思っていることをここではいくつか紹介します。
《パフュームの持ち込み》
『強欲な悪夢』ではストーリー中とは違い、全ユニットが解禁された状態で特定の戦術をメタる構築を完成させなければいけないのでカラーパフュームがかなり重要。たとえば、魔法攻撃が有効な敵がボスのステージではパープルシンボルが重要なので、紫色のパフュームを持ち込んだり。下振れを減らせます。
他には、自分の苦手に応じたパフュームを持っていくのがおすすめです。序盤の金策が苦手なら実質30キーン獲得の宝箱のパフュームを持っていったり、ボスフロアで準備のために移動が増えてマナが足りなくなりがちなら転送のパフュームを持っていったり…。私はパフュームの存在を忘れがちなので、最終フロアで存在を思い出しやすい幸運のパフュームやゴールデンパフュームが割と好きです。
パフュームを使わなくてもクリアはできますが、あると楽になるのは間違いないのでとりあえずパフュームスロットは3つとも埋めておきましょう。(持ち込みなんてズルじゃん!というローグライク過激派のためのダンジョンも攻略を進めていけばちゃんとあります。)
ダンジョンから帰ってきたら、並んでいるものを一通り買っておくのも忘れずに!
《ステッカーの装備と攻略中の装備変更》
新要素のステッカー、かなり重要です。私は画像のセットを開始時のステッカーとして装備しています。【迷い込んだ少女】と【傲慢】で序盤をジェムの火力で倒しつつ宝箱をほぼスキップすることで4階前に豊穣の角のための種銭を用意しやすくしています。3コスト分余るので残りはお好みで。
ただ、ダンジョンの最後までこのステッカーで進めるわけにはいきません。戦闘に役立つ効果のものが【迷い込んだ少女】くらいしかないからです。強欲な悪夢で待ち受ける強力なボスに太刀打ちするには、道中の「つやがみ」さんのステッカー貼り替えイベントやコンティニュー時のステッカー交換を上手く活用して戦闘準備を整えましょう。
金策という目的が明確な開始時と違って攻略中は様々な状況に合わせたステッカー選びが重要になります。強力なユニオンスキルが編成中ユニットに付与されているならユニオンスキル関係のステッカーを装備すればより強くなりますし、編成に噛み合った強い効果のアクセサリーが引けたならWVAステッカーを装備すれば効果が2倍になります。
ステッカーをうまく活用することができれば、自分の手で上振れを作り出すことができる!というわけです。
《序盤のコモンオーブの獲得》
基本的にコモンのオーブは終盤のボス戦でも使えそうなものを優先してピックしたほうが良いです。というのも、低層はオーブに頼らずとも勝てるからです。終盤のボス戦で使えそうなもの…具体的な例でいうと、無星で編成に組み込むことになりやすいレジェンダリーユニットのために【星屑のオーブ】、実数値で防御や魔防が上がる【要塞のオーブ】【黒猫のオーブ】あたりは汎用性が高いです。
他にも特定の戦術やボスに刺さるもの、TPを補助するものを予め拾っておくとRオーブやEオーブで適切なものが拾えなかったときの保険になります。使わなさそうなものしか並んでいなかったときは、さっさと売ってしまって小銭にしましょう。
《豊穣の角を使うタイミング》
ダンジョン拡張機能で最大100キーン→150キーンにパワーアップする豊穣の角です。これを上手く使えるかどうかで所持金にかなりの差が出ます。1度の攻略中に基本的には2つ手に入り、最初のボスよりも前のフロアに1つ、もうひとつは最初のボス以降(6階以降?)で入手ができます。当然150×2×2の満額600キーン獲得できるのが最良ですが、『強欲な悪夢』の深度が深くなるごとの獲得キーンの減少だったり、流浪の商人の配置などでそう上手くいかないのが現実。
個人的には1つ目の角は4Fボスと戦う準備としてPT枠を拡張する前(種銭380~)を目安に使用し、2つ目の角は2回目の使用時に満額150キーンを狙える(種銭620~)くらいで使用する。のがちょうどいいかなと思ってます。1つ目の角で稼いだキーンをすぐに使いすぎなければ2つ目の角で150×2は全然狙えるんですが、1つ目で150×2を狙うと低層で死ぬ場面が出てくるので危ないです。オーブや不要ユニットを売りつつ種銭貯まったしもういいかな?くらいの気分で1つ目は使っちゃいましょう。
《種銭を用意するコツ》
豊穣の角でキーンがいっぱいほしい!しかし種銭が中々用意できない…というお悩みを抱えたそこの貴方。実は種銭を用意するのにはコツがあります!前述したように、ダンジョン突入時のステッカーを活用するのがまずひとつ。もうひとつは…ダンジョン内でサンが言っているようにユニットを売却すること。より詳しく言うと流浪の商人をよく見ること!です。
例えば最終的に物理アタッカーがメインの構築で戦いたいと考えている時に、1~4階でスピネルを見かけたとします。赤シンボル…めちゃくちゃ欲しいですよね。物理攻撃力に影響するし。でもここで一旦止まってロードマップをチェックしましょう。
7階に騎士団を売る商人が見える!
であれば…今スピネルを拾わなくとも、後でシンボルを揃えられるチャンスはある!ということがわかります。一旦売却して30キーン(傲慢を装備していればその場で35キーン)にできるわけですね。こんな感じで1~4Fは「ボス戦で起用するユニット」や「先のフロアの流浪ラインナップに入っていないけどシンボルが欲しいユニット」以外はどんどんキーンにしていきましょう。
そして4Fのボスを倒せる編成が組めたなと思ったら過剰に強化しないのも重要です。ユニットを凸ると90キーンが30キーンになり資産が減ります。とりあえず最低限の資産が確保できるまでは、あまり凸りすぎないようにしましょう。2つ目の豊穣の角使用時までにスッカラカンになってしまっては元も子もないですからね。2つ目の豊穣の角を使い終えるまでは、今のフロアの敵や次のボスを倒せるかどうかと所持金のバランスを意識するのがポイントです。2つ目を使い終えたら凸りまくって豪遊!
《ジェムの運用-防御ジェム》
ジェムは前作から大きく仕様が変更され、合成によって違うジェムに変化するようになりました。獲得するアイテムにプレイヤー側のコントロールがかなり効くようになり、非常に良い変更だと思います。
今作の盾ジェムは前作ほどの強力さではなくなったものの、シンボルでの対策が取りにくい序盤~中盤ではかなり重要です。シンボルが発動していないと耐えられないような攻撃への対策を一時的にジェムで担うことで防御系シンボルを獲得するためのキーンを節約する…種銭の確保に繋げるという考え方もできます。シンボルのための凸を後回しにできるわけです。
序盤を乗り越えて種銭の確保ができ、終盤に向けてのシンボル集めがはじまったらジェムを最終戦に向けて調整します。盾ジェムは強力ですがランク1状態だと使用ターンに脱力50が付与される大きなデメリットがあるため、何度も使用しているとボスとの火力勝負に負けます。持って行くにしても1~2枚にして序盤で使った盾系ジェムはランクを上げて脱力デバフを減らしたり、耐久力の補助になりつつ火力が損なわれない違うジェムに合成していくのが良いでしょう。
ターン中効果が続く鉄の盾や防魔と盾と違い一度きりの効果ではありますが、破邪の盾は攻防一体の強力なジェムです。他にも、ヒール+ヒールで生成できる【古びた護符】は魔防を上げる効果を持ち、鉄の盾+マッシュボームで生成できる【クリスタルクロウ】は防御力を上げる効果があります。多段攻撃を使ってこない相手であれば、【ヘルメスの靴】をそのまま強化するのも有効です。
《ジェムの運用-攻撃ジェム》
攻撃ジェムを活用することで、低層の雑魚戦を低人数で安定して乗り越えることができます。序盤に使える攻撃ジェムで一番火力が高いのは【ボムの実】ですが、CTが非常に長く一度使うと15ターンは使えません。
しかし、ジェムは強化することでCTをリセットすることができます。これを利用すればCTの長いボムの実を何度も使えます。でもフロアボスを倒さないうちにボムの実に頼りすぎると、ランク上限にひっかかり強化できなくなったりもするので使いすぎは禁物。
それと、いくら序盤のボムの実が強いからといって手持ちのジェムがボムの実だらけになると終盤は困りますし、ボス戦で立ち行かなくなります。苦戦しそうな場面はボムの実で片付けつつ、後々必要そうなジェムの素材が出たらしっかりキープし、チームが育ってきてボムの実が不要になったら最終ボスに向けた本命のジェムのランクの糧にしてしまうのが良いでしょう。
ボムの実が引けなかった場合でも【ドラゴンアロー】や【マッシュボーム】その他の攻撃ジェムも十分に強力なので、盾ジェムとのバランスや後に必要になりそうなジェムのレシピを考えつつ戦闘に取り入れましょう。
《長期戦で強くなるシンボルを意識する》
『強欲な悪夢』に登場するボスは耐久力がかなり高いので速攻撃破するのは中々難しいです。加えて戦闘が長引くほど強化されるような能力を持っていることが多いため、こちらも長期戦で強くなるシンボルを用意するのが重要になってきます。
ユニットの行動によって火力が上がるものは下記の2種類。
・クリティカルごとに戦闘中永続でクリティカル攻撃が強くなる【黒】
・スキル使用ごとに戦闘中永続でスキル火力が上がる【騎士団】
毎ターン火力が上がるものは下記の3種類。※ターン終了時に値が半減する
・毎ターン反撃を得る【ヴァルハラ】
・毎ターン祝福を得る【森の民】
・毎ターン傷口を与える【海賊】
低層では長期戦になることが少ないので急いで集める必要はありませんが最終ボスまでには用意したいシンボルです。スキル主体なら騎士団、多段攻撃主体なら海賊…といったように自分が最終的に作りたい編成に合わせて、これらのシンボルを最低ひとつは持ち込むことを意識しましょう。
また、これらのシンボルと噛み合うジェムを用意することで戦闘中にPTが強くなる速度を上げることができます。グリモアを要チェック。
1日目
ボス:アヴァル・ウーヌス(白)
前座:シャドウ・キャスラ&ダイヤ&ホンパオ
最終ボス:求道する強欲
//ポイント//
1.手数の多い物理ダメージの対策
2.回避を使う敵へ上手くダメージを与えるには…?
オススメ色パフューム:赤、青
1日目のラスボスが使ってくる戦術は【物理攻撃】主体の通常攻撃構築。さらに【回避】で守りを固めてきます。これらの対策をしましょう。
物理攻撃は青シンボルでの防御力増加やブードゥーで付与できる【菌糸】、ジェムによる防御などいろいろな対策手段があります。また攻撃回数が多いのでヴァルハラによる【反撃】も非常に有効。
【回避】は多段攻撃を当ててしまえばOK。
2日目
ボス:アヴァル・ドゥオ(橙)
前座:シャドウ・トリプラ&マリン&パルル
最終ボス:怒涛なる強欲
//ポイント//
1.傷口ダメージへの対策
2.裂傷で魔防がダウン!魔防を上げる以外で魔法攻撃に対抗するには…?
オススメ色パフューム:緑、茶
2日目のラスボスが使ってくる戦術は【傷口と虚弱と多段攻撃魔法】の組み合わせの構築です。多段魔法がHitするごとに傷口によるダメージが入り、更にアヴァルが付与する虚弱のデバフで傷口のダメージが増えてしまいます。
【傷口】の対策としては、ジェムの【蒼樹サファイア】のデバフ回復効果がお手軽です。ランク4まで育成すれば回復する悪い効果が1つから2つにパワーアップするので、虚弱も合わせて除去できます。ジェムのランクが上がることで攻撃力や回復力以外の性能が変わったり、効果が増えたりするものもあるのでゆっくりグリモアを眺めてみるのも良いですね。
【多段攻撃魔法】は緑シンボルやジェムの【防魔の盾】【古びた護符】などで対策ができます。茶ユニットの【ボルダオ】が付与できる聖具、緑ユニット【モルダ】の衰魔なども有効。ヴァルハラの反撃は物理攻撃にしか反応しないため、あまり相性はよくありません。
後半のボスの怒涛なる強欲は【傷口】【菌糸】【裂傷】の3種類のデバフを使います。裂傷で魔防が下がるため、魔防頼りの対策のみだとダメージが嵩んでしまうでしょう。
傷口さえ解除していれば致命傷にはなりにくいですが、こちらも【菌糸】で敵の攻撃力を下げたり魔法攻撃をブロックする【聖具】やHPを上げる【おてんば王女】のステッカーを使用することでより崩れにくいPTを作ることが出来ます。
3日目
ボス:アヴァル・トレス(黄)
前座:シャドウ・コハク&セレーネ&イオラ
最終ボス:華麗なる強欲
//ポイント//
1.魔法が効きにくい敵に上手くダメージを与えるには…?
2.厄介なバフを付与する後列の敵に対処しよう。
オススメ色パフューム:赤、桃
3日目のラスボスは様々な手段でこちらのダメージを軽減しながら魔法で攻撃してきます。コハクは【回避】セレーネは回復と【脱力】イオラは【防具】で物理ダメージをブロックし、アヴァルは【守護】で魔法ダメージを軽減。
華麗なる強欲が召喚するヤムヤムはすべてのダメージを軽減する【堅牢】をボスへ付与します。華麗なる強欲は魔防が66もある上に魔法ダメージをブロックする【聖具】を使ってくるため、物理編成で挑むのがおすすめです。また聖罰や傷口、火傷などのHPが値分減少する表記のダメージはブロックや防御力の影響を受けないためこれもダメージソースとして有効。
しかし【堅牢】の付与されたボスは固く、HPが値分減少表記の攻撃も軽減されてしまうためダメージが通りにくいです。後列のヤムヤムを倒せば堅牢は消えるので、2体攻撃や全体攻撃などの後列の敵を攻撃する手段があると有利に戦えます。ジェムの火力を上げる手段を用意した上でのジェムを使った攻撃、物理範囲攻撃持ちユニットの【モルガナ】【ギョクズイ】などは好相性です。
2日目同様、敵の魔法攻撃への対策も忘れずに!
4日目
ボス:アヴァル・クアットル(青)
前座:シャドウ・カーカニル&ティファニー&グランディ
最終ボス:堅固なる強欲
//ポイント//
1.反撃の被害を抑えて攻撃するには…?
2.低HP高防御の敵を上手く倒す方法は…?
オススメ色パフューム:橙、黄、桃
このあたりから要求される対策が複雑になってきますが…頑張りましょう。
4日目のボスは前哨戦と最終ボス戦で要求される対策が異なります。シャドウたちは【反撃】を使用し、最終ボスは召喚されたボムンブルの高防御力をどう突破するかが肝になります。
【反撃】は反撃が反応しない攻撃手段…魔法スキルを持ったユニットを主に使うことで、大きな被害を受けずに対処できます。通常攻撃が増えるカンフーは発動させると事故死を招くかもしれないので発動させないのが望ましいです。オレンジシンボルによる【鼓舞】や味方のTPを増加させる【パイリ】がいると、スキルの回転がよくなり通常攻撃が少なくなるため反撃をあまり受けずに戦うことができます。【反撃】は防御力依存の物理攻撃なので青シンボルを発動させ防御を上げたり、【アルカヘスト】などの裂傷で敵の防御力を減少させるのも有効。
最終ボスの堅固なる強欲はHPが66666というヤケクソのような数値で、後列に召喚されるボムンブルを倒すごとにHPが最大値の20%減る…というギミックボスです。
しかしボムンブルは防御と魔防がそれぞれ777あり、殆どの攻撃を受け付けません。更に召喚時に状態異常を受け付けない免疫が99スタック、効果ダメージを軽減する抗体も100スタック付与され、HPに直接ダメージを与える傷口や炎上の対策もバッチリ。
ボムンブルはスキルが発動するまでに倒せないと名前の通り爆発し、最大HP依存の大ダメージをこちらに与えてきます。このダメージは傷口や聖罰と同じように、HPを減らす表記の攻撃なので軽減できません。しかも、爆発したなら盤面から消えてボスのHPが減るのでは?と思いきや何故かボムンブルのHPが回復します。なんで?
高防御のボムンブルを倒し続けることができる編成を組むのが勝利への鍵です。手数を増やして倒し切るか、防御無視のクリティカルを当てて倒すかの2通りの攻略パターンがあります。
手数による攻略を狙う場合、森の民シンボルで付与される【祝福】や味方のHP回復時に全体攻撃をするジェム【ソウルチャージ】が重要です。ピラミッドシンボルによる【聖罰】やロータスシンボルによる【覇気】も手数の増加としては機能しますが、攻撃対象がランダムなため少し運が絡みます。また、橙ユニットの【トリプラ】は確定で後列に5回攻撃するためボムンブルへの攻撃手段として相性が良いです。
防御無視の性質を持つクリティカルですが、なんと堅固なる強欲はボムンブル召喚時に【鈍足】を付与してきます。クリティカルは素早さの数値依存で発生するため【鈍足】によって素早さが最低値まで低下した状態だと発生しません。シンプルなクリティカル構築だとこれでつまづきます。デバフ対策を持ち込みましょう。
素早さに依存しないクリティカル攻撃を出す手段を使うという方法もあります。【モルガナ】のスキルや【天使の輝石】で付与できる神威が該当します。
5日目
5日目からはボスが強化され、低層でも全滅しかねない強さに。
道中ボスの個別の攻略は省きますが、ステータスを確認して有効なユニットを連れて行くようにしましょう。【ボス・ミャオ】や【ボス・ネガビショップ】あたりは舐めてかかると普通に死にます。4日目を突破できているならこれまでの経験から何が有効かはすぐ気づけるはず。
ボス:アヴァル・クインケ(水色)
前座:シャドウ・ラン・ジン&ルチル&アモラ
最終ボス:模倣する強欲
//ポイント//
1.残り1人になると強化される敵との戦い方
2.超火力の単体魔法攻撃対策
オススメ色パフューム:黄、紫
5日目のボスは【護身】でスキルダメージを軽減するラン・ジンが先頭に立ち、ルチルが全体魔法ダメージ、アヴァルが単発高火力の物理と全体攻撃魔法両方でバランス良く攻撃してくる編成です。ルチルのスキルはヒットした敵ごとにTPが回復するため、こちらのPTのユニット数が多いほど魔法攻撃の頻度が上がります。
敵の残り人数が1人になるとアヴァルの攻撃が苛烈になり、最後に残ったのが後列のアモラだとアモラは性能の高い回避行動を取り始めて倒しにくくなります。できるだけ後列を優先する攻撃や全体攻撃でまとめて削っていくのが良いでしょう。紫ユニットの【ゾイス】は敵の後衛を優先して狙う上、スキル強化の高揚を持つので後半戦でも腐りにくく相性が良いです。アモラが最後に残ってしまう戦い方になりそうなら、多段攻撃ジェムなどの回避を効率的に剥がす手段を用意するのも手です。
最終ボスの模倣する強欲はフェイタルショットという非常に高倍率な単発魔法攻撃を使用してきます。金星のオーブを装備した【コハク】であれば先制して回避が使えますが、基本的には素早さで勝てないので回避を狙う場合はランクの高い【ヘルメスの靴】を持ち込んだり【怪しげな薬瓶】で回避が溜まるまでの時間を稼いだほうが良いでしょう。スキル攻撃なので前哨戦のラン・ジンのように【護身】を付与できるユニットやジェムで備える方法もあります。
また、模倣する強欲はこちらの最後尾のユニットのスキルをコピーしてくるため、敵に使われても問題がなさそうなスキルのユニットを最後尾に配置しましょう。高倍率の攻撃スキルやスケールするようなバフ持ちを配置すると悲惨なことになります。
HPが半分を切るとデバフを解除し免疫を99付与、激怒も追加されるので傷口や菌糸は相性が悪いです。最後尾に回復スキル持ちを置いてコピーさせることで回復で定期的に激怒が半減されるため脅威を減らせます。
6日目
ボス:アヴァル・セクス(緑)
前座:シャドウ・ワルドゥ&モルダ&スファレ
最終ボス:茫漠たる強欲
//ポイント//
1.祝福ダメージの対策
2.全体攻撃をすると固くなる敵の群れとどう戦うか?
オススメ色パフューム:赤、茶、緑
前哨戦は5日目と比較するとシンプルで、虚弱や予言でこちらの被ダメージを増加させた上で祝福による全体魔法攻撃をしてくる構築です。敵は魔防が高くモルダが衰魔を付与してくるため、物理攻撃のほうが通りが良いです。緑シンボルや【ボルダオ】【古びた護符】のような定番の魔法攻撃対策の他、祝福は魔防参照のダメージなので【アルカヘスト】などの【裂傷】で魔防を削ることでもダメージを減らせます。
最終ボスは4日目ぶりに召喚タイプのボス。茫漠たる強欲は定期的に前列に強欲の掌を召喚し、強欲の掌は放置しているとボスのデバフを取り除いて魔力を永続的に増加させます。また茫然たる強欲も強欲の掌も攻撃されたときに【堅牢】を他の味方へ付与する特性を持つため、全体攻撃をすると与えられるダメージが極端に減ります。単体攻撃を使ったりして堅牢がない状態で高火力の攻撃を当てられるように工夫しましょう。ボスにデバフを与えすぎると火力が上がってしまうので、デバフが付与されるシンボルやスキルは必要最低限に。
7日目
ボス:アヴァル・セプテム(赤)
前座:シャドウ・ガルナータ&ルベラト&スモーキー
最終ボス:激昂する強欲
//ポイント//
1.激怒を使う敵との戦い方を考える
2.物理攻撃が効きにくい相手にダメージを上手く与える方法は…?
オススメ色パフューム:紫、緑
7日目のボスは激怒パーティ。被ダメージで火力が上がる以外にも、ダメージ軽減の手段を色々と取り揃えていて厄介です。アヴァルの付与する【防具】は数値が大きく、物理攻撃はダメージを大きく減らされます。また【護身】もあるため魔法スキル攻撃をするにしても発動順が重要。激怒の育った状態でスモーキーのHPが減ると、非常に強力な魔法攻撃を食らうことになります。高火力のジェムやスキルを上手く使って倒しきりましょう。
激昂する強欲は守備力が99と非常に高く、威圧や衰武での妨害も激しいので無対策だと物理ダメージを与えるのは困難。更に激怒を持っているので多段攻撃で火力がどんどん上がります。一方で、攻撃手段は2体にそこまで高くない倍率の魔法攻撃をするというものでシンプル。そして定期的に自己回復をするので、激怒が積み重なっても自己回復によって激怒のスタックが半減します。なので意外と多段攻撃で殴ってもなんとかなったりします。
個人的にはここが一番難易度が高く感じました。いまだに正攻法が理解できていないダンジョンだったりします。耐久を捨ててやられる前にやれ!かな?前2体に【護身】を付与できる【ラブラド】あたりが意外と刺さるかも知れません。(ラスボスの持つ高防御力に関して…4日目ではとある構築が活躍しましたね。【衰武】や【衰魔】を対策した上で高防御力に有効な高倍率攻撃を与える、というのも解法のひとつかも…)
8日目
更にボスが強化されます。最終ボス以外の対策もある程度意識しないと、最深部まで進めないことも。
ボス:アヴァル・オクト(桃)
前座:シャドウ・シュイ・ジン&ブラックパール&モルガナ
最終ボス:睥睨する強欲
//ポイント//
1.敵の物理ダメージが多様な手段でパワーアップ!どう凌ぐ?
2.ジェムの火力で戦おう。
オススメ色パフューム:黄、白
8日目のボスはコンセプト的には物理クリティカル編成のようですが、敵はクリティカルを出さない仕様があるのでプレイヤー用のユニットとはやや性能が変わっています。シュイが【裂傷】でこちらの守備力を下げ、ブラックパールが【恐怖】で物理ダメージ増加を付与。モルガナは全体に【諸刃】を付与してスキル火力を増加してきます。
物理攻撃の対策を取りたいところですが、シュイが与えてくる【裂傷】の値が200と大きく、無対策だと青シンボルを育てていたとしても防御力が0の状態で戦うことになります。【裂傷】を解除する手段として【蒼樹サファイア】を持ち込むのも手ですが、なにかしらひと工夫しないとジェムのCTが回りきらない可能性が高いです。なので、【回避】や【菌糸】など防御力を取り戻す以外の手段での物理攻撃への対策も保険としておすすめです。モルガナの【諸刃】はスキルダメージを与えることで解除できます。
アヴァルはカット率の高い物理軽減と魔法軽減を使用してきます。一方で、自分のユニットにジェムのダメージが増加する【弱点】も付与します。これを活用し、ジェムの火力で攻めましょう。ジェムに関わるスキルを持った【トパズ】【ムーン】【タンザ】【アルベト】などが相性が良いです。
睥睨する強欲が召喚するシャドウルークはジェム以外のダメージを8割カットするため、ジェムで攻撃しないと倒すのが困難です。放置すると今までの召喚系ボスと同じように永続バフが付与され、ボスがどんどん強くなってしまうため黄シンボルをしっかりと集めて火力の高い前列攻撃ジェムを用意し召喚されたルークを手早く処理しましょう。
終わりに
今回は設計した方に想定されていそうな解法で自分が気づけたものをメインに攻略法を紹介しました。どうしても攻略という形にすると対策をガチガチに固めるような内容になってしまうのが悩ましいところですね…。実際はもうちょっと緩い編成でも勝てるように作られていると思います。
8日目まで行けたならきっと以降のダンジョンは経験を活かして攻略できるはず!頑張って!(私自身まだ一種類しかボス倒せてなくて…攻略を書ける段階になくて…)
4日目書いてるあたりでこれ書き終わるのか…?と大分不安になっていましたがなんとか…。こんなにレベルデザインの凝ったローグライクデッキ構築ゲーム、他に知りません。あったらぜひ遊びたいので教えてほしいくらい。
他のゲームだと退屈に感じがちなアセンションの数字を積み重ねていく過程も、このゲームは毎回ボスが違うので新しいダンジョンのたびに頭を悩ませ、楽しんで取り組むことができました。敵が使ってくる戦術が「こっちもコレやれるじゃん!」という気づきに繋がるのが遊んでいてすごく気持ちよかったです。
ストーリークリアあたりのゲーム序盤だとDPSメーターの表記でもいつも高い数字を出しているしギョクズイがすごく強く感じるんですが、遊んでいくにつれて火力が出ているように見えるのは範囲攻撃だからでボス戦の火力を任せるには意外と不足していると感じたり…と発見が色々あって面白いです。普段あまり使わないユニットをあえて使ってみることで意外な強さに気づけたりもして、本当によく調整されたゲームだと思います。
私は前作で使い慣れた銀星と無星メインの攻略で最深部まで到達しましたが、金星にもゴールドオーブという新たなシステムが増えたので金星を主軸にした違った戦い方もありそうですね。
まだまだ見つけられていない有効な戦術や想定外の仕様などもあるはずですし、想定された解法ではないけれど特定の構築を特化させて粘り勝ち…というパターンも全然ありそう。色々な戦術を見つけるのが今後も楽しみ!
え?COOPモードの話?
…。次はね、コンセプトダンジョンとアイリスで遊びたいので…。
ここまで読んでいただきありがとうございました。ストーリー後ダンジョンクリアの一助になれば幸いです。
そしてアソビズム開発チームの皆様…こんな面白いゲームを作っていただき、ありがとうございます!
(ところで…体験版の幻の悪夢も製品版後にまた改めて遊びたかったんですが…またなんらかの形で遊べるようにはなりませんか…?)
2025/11/13初稿
special thanks:わにおさん



非常にタメになる記事だった。特に《長期戦で強くなるシンボルを意識する》のあたりが。 またこのゲームの記事を書いてくれると嬉しい